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PC筋力の鍛え方 ~鍛えるのは男性生殖器の血流改善のため~

‐目次‐
1.PC筋ってナニ?
2.PC筋を鍛えるのは男性生殖器の血流改善のため
3.平癒堂鍼灸的PC筋トレあるある:朝立ち編
4.筋肉は血液循環の補助ポンプ
5.スクワットや内転筋トレで朝立ちしなくてもPC筋トレで朝立ちするようになる理由
6.PC筋トレがもともと血流の悪い男性生殖器の血流改善を促す理由
7.PC筋トレで痔も改善!?(平癒堂鍼灸的PC筋トレあるある:痔編)
8.PC筋トレ実践編に入る前の注意点
9.平癒堂鍼灸的PC筋トレ実践編
10.平癒堂鍼灸推奨フィジカル系トレーニング(骨盤エクササイズ)
11.骨盤内臓器の血流をさらに上げて男性性機能の向上を目指す方法
12.鍼が男性生殖器の血流を変える以上の影響を与える(鍼施術の具体内容)
13.平癒堂鍼灸の鍼は血流改善+自律神経活動の適正化
14.まとめ

1.PC筋ってナニ?

PC筋とは、解剖学的には恥骨尾骨筋( pubococcygeus )のことです。
恥骨( pubo )と、尾骨( coccyx )をつなぐ筋肉であることからこの名前が付いています。
骨盤の底にあって、なおかつ肛門を吊り上げるようにしながら固定している肛門挙筋( levator ani )の一部分で、骨盤底筋群(pelvic floor muscles:PFM)を構成している筋肉でもあります。

いわゆる「PC筋トレ」とは、このPC筋を鍛えるトレーニングのことを指すと考えていいと思いますが、PC筋単独で鍛えることは多分不可能なので、「骨盤底筋群トレ」と表現するのが適していると私は考えています。

骨盤底筋群を鍛えるトレーニングとしては「ケーゲル体操」が有名です。
考案したアメリカの産婦人科医の名前の付いた体操で、もともとは、腹圧性尿失禁の予防・改善法としての体操(トレーニング)です。

いずれにしても、骨盤の底となる筋肉を鍛えるトレーニングとして、「PC筋トレ」や「骨盤底筋群トレ」があると考えてください。(平癒堂鍼灸が「PC筋トレ」という正確ではない言葉を使うのは、骨盤の底にある筋肉を鍛えるトレーニングとして「PC筋トレ」という言葉が一般的になっているからです。説明を分かりやすくするために、通り名として有名な「PC筋トレ」という言葉を使っています。)

2.PC筋を鍛えるのは男性生殖器の血流改善のため

平癒堂鍼灸では、男性生殖器の血流改善のために「PC筋トレ」を推奨しています。

フィジカル系トレの基本4種目の内の2つがPC筋トレです。

平癒堂鍼灸推奨のPC筋トレ初級編の動画はコチラ 

PC筋トレ中級編の動画はコチラ(ちなみに平癒堂鍼灸の動画の中では再生回数最多です。)

平癒堂鍼灸では、初回施術のご予約が確定した時点で、初回施術の日時までに約10日以上の日数がある場合、PC筋トレを含むフィジカル系トレをご自身で始めていただくことになります。平癒堂鍼灸のYouTube動画を見ていただいて、ご自身でしていただいています。

3.平癒堂鍼灸的PC筋トレあるある:朝立ち編

「なんか朝立ちの回数が増えてきたみたいです。」
「朝立ちのときの硬さが違ってきました。」
フィジカル系トレを初回施術日までにされた方の約4割(3人に1人よりは少し多いぐらいの割合)がこのようなことをご報告してくださいます。

なぜ、PC筋トレを含むフィジカル系のトレーニングで朝立ちの頻度や朝立ちの状態が良くなるのかと言うと、筋肉は血液循環のポンプの役割を果たしているからです。

4.筋肉は血液循環の補助ポンプ

血管は、あらゆる細胞に酸素やエネルギーなどを運ぶためにありますから、当然、筋肉の周りや中にも血管があります。血管網は縦横無尽に張り巡らされているのです。

血管には動脈と静脈があります。
心臓から血液が送られてくるのは動脈からで、静脈を通って心臓に血液が返っていきます。

動脈を流れる血液には、心臓という強力なポンプの力が直接働きます。
動脈を流れる血液には勢いがありますから、動脈の血液は組織の隅々に届きやすいと言えます。

一方、静脈は動脈よりも心臓からは遠くなりますから、心臓のポンプの影響力が少なくなってしまいます。したがって、静脈を流れる血液の勢いは動脈の血液の勢いよりも弱くなってしまいます。

でも、実際には静脈の血液はきちんと心臓に返っていきます。
なぜなら心臓以外のポンプが機能しているからです。

それが筋肉です。
筋肉には、血液循環の補助ポンプの役割があると言えるのです。


説明します。

静脈には逆流防止の弁が備わっています。

この逆流防止弁は、血液が流れる方向(心臓の方向)に向かってしか開かない形をしています。
静脈の血管が、周りの組織が動くことによって圧されて、血液が流れる方向と反対方向に血液が移動しようとしても、この逆流防止弁が閉まって、血液が流れてきた方向(心臓とは反対方向)には流れないようにできています。この逆流防止弁は、血液が流れていく方向には素直に開きますから、静脈が周りの組織に圧されて血液が本来流れていく心臓の方向に流れようとすれば、素直に心臓の方向に流れていきます。

心臓に返っていく力の弱い静脈の、その周りの組織が動いて静脈を圧せば、それは血液が心臓に返っていく手助けとなります。
ですから、血管の周りにある筋肉が動けば動くほど、勢いのない静脈の血流の勢いを増すことになります。筋肉が動けば動くほど、その筋肉の近くの血液循環が良くなるということです。

だから、男性生殖器の近くの筋肉を動かせる=PC筋トレをすることが男性生殖器の血液循環を良くすることになります。
血流が増した男性生殖器の機能が、血流が増す以前に比べて向上することは、イメージしやすいと思います。

5.スクワットや内転筋トレで朝立ちしなくてもPC筋トレで朝立ちするようになる理由

平癒堂鍼灸でPC筋トレを含むフィジカル系トレーニングだけで朝立ちの状態が変わってくるのは、PC筋トレ他のトレーニングをすることで男性生殖器そのものの血流が増加するからだと考えられます。

「スクワットや内転筋トレがいいと聞いていたので、それはやっていたんですけど…」という方が、PC筋トレを含むフィジカル系トレーニングを始めただけで朝立ちの状態が変わって驚かれるのは平癒堂鍼灸あるあるです。

スクワットや内転筋トレで朝立ちの状態が変わらなかった方がPC筋トレで朝立ちの状態が良くなるのには、ある理由が考えられます。

その方のしていたスクワットや内転筋トレでは、PC筋などの男性生殖器の近くの筋肉まではうまく動かせていなかった。しかし、男性生殖器のすぐ近くにあるPC筋トレ他のトレーニングをすることで、PC筋の近くにある男性生殖器の血流が良くなって、男性生殖器の血流が増えた結果、朝立ちの状態が良くなったのだと考えられます。

「男性生殖器の近くの筋肉を他の筋肉と分けて独立して動かせる」ということが重要だと私は考えています。

※スクワットや内転筋トレが勃起に影響がないというわけではありません。スクワットや内転筋トレのやり方によっても現れる効果に差が出てくると考えられます。

6.PC筋トレがもともと血流の悪い男性生殖器の血流改善を促す理由

男性生殖器は内臓としては体の一番下に位置します。

内臓は基本的に腹膜にぶら下がる形で固定されています。(腹膜とは横隔膜から下の空間である腹腔を囲む、お腹の外側の壁につながっている膜です。)

その一番下にある男性生殖器は、男性生殖器よりも上にある他の臓器から圧迫を受けやすくなっているので、ただでさえ血流が悪くなりがちです。

だから、男性生殖器の近くにあるPC筋などの筋肉を動かせることで、男性生殖器の血流改善が促されるのです。(腹腔を広げて男性生殖器に掛かる圧迫を減らす勃起にいい呼吸の動画はコチラ

7.PC筋トレで痔も改善!?(平癒堂鍼灸的PC筋トレあるある:痔編)

ちなみに、勃起のことでお悩みの方はかなりの確率で痔も経験されています。
痔も骨盤内の血流の悪さを示すバロメーターになります。
静脈の血液の流れが悪くなって、うっ血することが原因で痔になるわけです。
ということは、肛門近くの血流が改善すれば痔も改善する方向に向かうということになります。

ですから、平癒堂鍼灸でPC筋トレ他のフィジカル系トレを続けることで、「お尻を拭いたら血がつくことがある程度の医療機関の受診をされていない程度の出血」なら出血することが無くなることも平癒堂鍼灸あるあるです。

※注意:全ての痔がPC筋トレで改善されるわけではありません。状態によっては、PC筋トレをしようとして腹圧が高まって痔を悪化させる場合があります。痔でお悩みの方はPC筋トレで解決しようとせず、必ず医療機関を受診されてください。

8.PC筋トレ実践編に入る前の注意点

いいことづくめのPC筋トレのようですが、PC筋トレだけしていれば勃起するようになるというような万能トレーニングではありません。

また、これからご紹介する平癒堂鍼灸が推奨するフィジカル系トレーニングは、正確には筋トレというよりも「筋肉を動かせて、筋肉に血液循環のポンプの役割を果たさせる」のが目的のトレーニングです。

ですから、勢いを付けたり、力を込めたりする必要はありません。
無理に力が入らない状態でスムーズにできるのが理想です。

筋肉を動かせるわけですから、やり過ぎは筋力低下につながります。

ですから無理はしないでください。

やればやるほど良くなるというわけではありません。

筋トレをやり過ぎる(オーバーロードやオーバーワーク)と逆に筋肉が痩せていきます。

それと同じです。

そのことをご理解いただいた上で、これからご紹介する平癒堂鍼灸が推奨しているPC筋トレと、PC筋トレの効果を底上げするPC筋トレを含むフィジカル系トレーニングを実践してください。

※ PC筋トレを含むフィジカル系トレーニングが上手くいかない場合は平癒堂鍼灸にご相談ください。平癒堂鍼灸お問い合わせフォームはコチラ。平癒堂鍼灸LINE公式アカウントはコチラ

9.平癒堂鍼灸的PC筋トレ実践編

まずはコレ↓から、
◎ 肛門締めトレ:PC筋トレ初級編(平癒堂鍼灸の基本4種目)

肛門締めトレhttp://tch?v=EyphF32f-gg&t=https://www.youtube.com/watch?v=EyphF32f-gg&t=2s

PトレのYouTube動画↓は平癒堂鍼灸の動画で一番再生回数の多い動画です。
◎ ペニスに直接つく筋肉を鍛えるPトレ:PC筋トレ中級編(平癒堂鍼灸の基本4種目)

Pトレhttps://www.youtube.com/watch?v=OwzyjjY8cWc

※ 球海綿体筋坐骨海綿体筋を鍛えて力を入れ続けても、ペニスの海綿体中にある血液量をキープできるわけではありません。力を入れれば(球海綿体筋と坐骨海綿体筋が収縮すれば)ペニスの長軸方向に圧が掛かって海綿体の内圧が高まってペニスが硬くなりはします。が、力を入れることで硬くなったのですから、力を入れ続けない限りそのペニスの硬さは維持できません。また、力を入れ続けることで血圧が上がりますから、高血圧の方、血管にプラークがあると言われたことがある方や、血圧が気になる方は、「力を入れ続ければ勃起を維持させることができる」という幻想を抱かないでください。循環器系に負担が掛かるので危険です。ペニスの海綿体の中心には動脈と静脈の両方が通っているので、力を入れても血流が止まるわけではありません。

コレ↓は余裕があったらやってみてください。肛門挙筋も動員するPC筋トレ上級編です。
◎ 肛門引き上げトレ:PC筋トレ上級編

肛門引き上げトレ

平癒堂鍼灸が推奨するフィジカル系のトレーニングはPC筋トレだけではありません。
平癒堂鍼灸で希望の勃起を手に入れられた方がほぼ全員がやっている「基本の4種目」があります。
先に紹介した、PC筋トレ初級編(肛門締めトレ)と、PC筋トレ中級編(Pトレ)に、骨盤エクササイズ2種目を加えた4種目が平癒堂鍼灸推奨のフィジカル系トレ基本4種目です。

10.平癒堂鍼灸推奨フィジカル系トレーニング(骨盤エクササイズ)

基本4種目の残り2つが骨盤エクササイズの、「骨盤ころがし」と「骨盤引き上げ」です。

男性生殖器の近くにある筋肉PC筋を動かせることで、男性生殖器の血流向上を促し男性生殖器の機能向上を目指すのがPC筋トレです。

そして、さらに男性生殖器の血流をよくするには、男性生殖器を取り囲んでいる部分の血流も向上させることが必要です。

骨盤内全体の血流を向上させることが必要なのです。

PC筋トレに加えて、骨盤の周りの筋肉も動かせるトレーニングをすれば、骨盤内全体の血流改善が期待できます。

骨盤周りの筋肉、つまり股関節の筋肉と腰椎を支える筋肉を動かせるトレーニングがさらなる男性生殖器の血流改善を促します。それが骨盤を動かせるエクササイズです。

骨盤は左右の寛骨とホームベース型をした仙骨で構成されています。骨盤自体はほぼ動きませんから、骨盤エクササイズは、見た目的には「骨盤をまとめて動かせる運動」になります。

◎ 骨盤ころがし:骨盤を前後に傾ける骨盤エクササイズ(平癒堂鍼灸の基本4種目)

骨盤ころがし

◎ 骨盤引き上げ:骨盤の左右を傾けるエクササイズ(平癒堂鍼灸の基本4種目)

骨盤引き上げ

コレ↓は骨盤ころがしと骨盤引き上げが楽にできるようになればチャレンジしてください。
◎ 骨盤ペダル:骨盤エクササイズ上級編

骨盤ペダル

基本の4種目以外のトレーニングも全部ここにまとめてあります。
◎ 平癒堂鍼灸推奨のフィジカル系トレーニングの再生リスト
https://www.youtube.com/watch?v=EyphF32f-gg&list=PLJMwU2RG8vflqZuPgIv-IcOo23PN_X267

11.骨盤内臓器の血流をさらに上げて男性性機能の向上を目指す方法

ここまでが、誰でも出来るご自身で出来る平癒堂鍼灸推奨のPC筋トレを含む平癒堂鍼灸推奨のフィジカル系トレーニングの解説です。

誰でも出来るフィジカル系のトレーニングだけで勃起の悩みが解決できれば最高ですね。

でも、実際はそうじゃないことの方が多いです。

フィジカル系トレーニングなら今までさんざんやってきた。にもかかわらず、全然効果が実感できなかったという方もいらっしゃると思います。

そんな方でもがっかりする必要はありません。

フィジカル系トレーニング以上に、男性生殖器の血流改善とそれに伴う男性性機能の向上が期待できる方法があります。

それが鍼です。

12.鍼が男性生殖器の血流を変える以上の影響を与える(鍼施術の具体内容)

平癒堂鍼灸のED改善プログラムの一翼を担うのが鍼の施術です。というよりも、平癒堂鍼灸のED改善プログラムの中核が鍼の施術です。(なんといっても平癒堂鍼灸は鍼灸院ですから!!笑)

基本になるスタンダードプランは、鍼という東洋医学的な道具を使ってはいますが、そのコンセプトは、西洋医学の解剖学と生理学に基づいた施術方法です。

うつぶせの状態で、腰とお尻(の筋肉)に鍼をします。(平癒堂鍼灸の体験談的なコラムはコチラ
(鍼の前に手技、いわゆるマッサージのようなものをします。鍼をする前に鍼ではなく徒手で施術をするということです。いきなり鍼をするわけではありません。)

腰に4本の鍼をします。
背骨の両側で背骨を支えている脊柱起立筋と呼ばれる筋肉のかたまり(背骨の両側にある太い筋肉)の腰の部分に鍼をします。(服は腰が出るようまくり上げていただきます。こちらでご利用いただけるお着替えの場合、ベルクロで開け閉めします)

鍼をしても痛くはありませんが、鍼をしたとき特有の「響き」の感覚が起こります。
言葉では「ズーン」と表現されることが多いです。
「ズーン」のときには筋肉が収縮しているので、「自分で力を入れているわけではないが、力が入っている状態」になります。日常生活では味わうことのない感覚ではあるので、違和感を覚えるかもしれませんが、このズーンはずっと指で押されているような感覚でもあります。ですから、多くの方は施術回数を重ねることで慣れていきます。(鍼がどうしても苦手な方の場合は鍼以外の方法もあります。お問い合わせください。)

そして、その鍼に電極をつなぎます。
鍼が4本で、通電用の端子はプラス端子とマイナス端子がありますから、鍼通電で感じる刺激は2カ所です。

通電に使う機器には電池が入っています。肩こりや腰痛用の家庭用低周波治療器のパッドの代わりに鍼がついているイメージです。

鍼に電気を流します。
少しずつ強さを上げていきます。

また、電気はずっと流れているわけではありません。
一定の周波数で流れています。

電気と聞くと、「ビリビリする」と思われている方もいらっしゃると思いますが、そうではありません。一定の周波数で流れます。周波数は1ヘルツ前後です。その電気が流れた瞬間、鍼の刺入されている筋肉が収縮します。
見た目にも筋肉が「キュっ、キュっ、キュっ」と動いているのが見えます。(1ヘルツなので大体1秒間に1回のキュっ)

ですから、鍼を受けている感覚としては「トン、トン、トン…」と軽くタッピングされている感じです。

心地よさがある程度の強さに調整します。

刺激が強いのを我慢すれば早く良くなるというわけではありません。平癒堂鍼灸では無理に我慢をしていただくような内容の施術をすることはありませんので、鍼がはじめての方でも心配はいりません。

腰の鍼通電は約15分間です。その間、全く動いてはいけないわけではないので、力を抜いてうつぶせになっていればいいだけです。

腰の鍼を抜いて、次にお尻に鍼をします。

ズボンとパンツを下にずらします。
お尻をプリっと出す感じです。

お尻(股関節の筋肉と肛門近くの筋肉)に鍼をして、通電します。
お尻の鍼は8本です。

お尻の鍼は周波数を変えます。腰の鍼の時の周波数よりも高いです。10ヘルツ前後です。「トントントントン…」と、1秒間に10回の「トン」なので、見た目的には「プルプルプルプル…」という感じです。鍼は筋肉にしますが、お尻には皮下脂肪も多いので見た目以上に震えているように感じられます。

お尻の鍼の通電時間は約10分です。

鍼をしている間は鍼をしている部分は温かく感じられることがほとんどなので、鍼をしている間寒いことはありません。

鍼を抜いて、また手技をして、施術は以上です。(施術プランについての説明はコチラ

鍼が深部の筋肉に届いて通電をして深部の筋肉を動かせるので、深部の筋肉の血液循環のポンプ機能が働きます。ですから、鍼の施術によって、より深い部分の筋肉の近くの内臓=男性生殖器の血流改善が促されます。

スタンダードと並ぶ施術数のプランに、「SBプラン(スタンダード&ボトムアッププラン)」があります。スタンダードプランの施術と同じことをする前に、東洋医学的なアプローチで全身の自律神経に対するアプローチも行います。SBプランは東洋医学的なアプローチと西洋医学的なアプローチで2回施術するようなイメージです。自律神経症状が他にもある方、睡眠に問題がある自覚のある方、早く結果を出したい方にはSBプランが適しています。(施術プランについての説明はコチラ

13.平癒堂鍼灸の鍼は血流改善+自律神経活動の適正化

でも、鍼施術の効果は血流の変化だけではありません。

施術が終われば大抵、いわゆる副交感神経優位の状態になります。
施術の目的としては、むしろこちらがメインです。

「ふわ~っ」としたり、「ボーっ」とした感じになります。
涙が出たり、よだれが出ていたり、鼻がつまったり、逆に鼻がつまっていた人は鼻が通ったりします。これらは副交感神経優位の状態を示しています。
まれに施術によって体温が上昇したために、相対的に気温が下がった感じがして寒く感じることもあります。いずれにしても、単にうつぶせになっていただけでなることがないような体の状態になります。

施術の目的は、強制的に副交感神経優位の状態にすることです。

腰の鍼で、勃起に対してマイナスに働く交感神経の働きを抑え、お尻の鍼で、勃起に対してプラスに働く副交感神経の働きを促すのが施術の目的です。

勃起と射精は自律神経の反射を介した生理現象なので、自律神経の活動が良くなければ勃起も射精もスムーズに起こりません。ですから、EDの改善には男性生殖器の血流改善だけでなく、自律神経活動の適正化が必要になります。

鍼をすることによって、今その時(当院にいる時)に適した自律神経の状態と異なる、普段経験することの少ない自律神経の状態(=深い副交感神経優位の状態)に持っていくことで、自律神経に揺さぶりを掛けて、自律神経の調整機能を働かざるを得ない状態に持っていくことで、自律神経の調整機能を鍛えるのが施術の目的です。「自律神経を鍛える」ことで自律神経活動の適正化を図るのが平癒堂鍼灸の基本方針です。(自律神経を意図的に整えることはできません。整うのは自律神経が勝手にやってくれます。意図的にできるのは、自律神経に負荷が掛かる、自律神経の調整機能を使わざるを得ない環境に自分の身を置くことです。サウナのいわゆる「整う」は、急激な環境の変化に対して自律神経の調整機能がフル稼働して体の中でダイナミックに何かが起こっているのを感じて「整う」という表現になっているのだと考えられます。)

「平癒堂鍼灸の基本方針をもっと知りたい」「平癒堂鍼灸の鍼のことをもっと知りたい」という方はお問い合わせ・ご相談ください。また、「PC筋トレについてもっと詳しく知りたい」という方もご連絡ください。

14.まとめ

男性生殖器の近くにあるPC筋を集中して動かせるPC筋トレをすると、スクワットや内転筋トレだけよりも男性生殖器の血流改善が起こりやすく、それに伴う男性性機能の向上が期待できて、しかもそれが自分で出来るのでPC筋トレは是非やった方がよくて、でも、さらに男性生殖器の血流改善を目指すなら骨盤エクササイズもした方が良いのだけれど、フィジカル系トレだけで効果が実感できない人も鍼という方法があるのでがっかりしないで済むし、鍼なら血流改善だけでなく自律神経活動の適正化も期待できるので、鍼もしてみたかったら平癒堂鍼灸に相談してみたらどうでしょう?というかなり長い記事でした。笑

ED(勃起不全)でお悩みの方、男性性機能の充実をお望みの方、妊活中の方(男性女性とも)はご相談ください。

相談無料です。

平癒堂鍼灸の鍼は恥ずかしい思いをすることなく受けられます。

トリガーポイントアプローチと自律神経矯正鍼(じりつしんけいきょうせいしん)であなたの人生を楽しくする。

新大阪でED治療をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。

平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail :shinq.th@gmail.com