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「中折れの治し方」という考え方では中折れは解決しない

一般に言う「中折れ」は、「途中で折れる」、つまり一旦は勃起するものの「挿入後にペニスが萎えてしまう現象」を指します。

「中折れを治したいです」というご相談をよくいただきます。

しかし、この「中折れを治す」という考えを持っている限り「中折れ」が解決することはありません。

「中折れは治る・治らないという問題ではなくて、条件が揃うか・揃わないかという問題なのです。条件の中でも重要なのは『快感』です。」というお話です。

根本的な解決でなくてもいい、手っ取り早い方法がいいって方は、コラム:中折れ防止の裏技 を参考にされてください。

‐目次‐

1.挿入後に萎えるのは挿入してから勃起に必要な条件が揃わなくなるということ
2.そもそも勃起には必要な条件がある
3.中折れの原因
4.「中折れに気付いていない」という中折れ経験者の共通点
5.勃起した感覚がないのはカチカチになっていないから
6.カチカチになっていないのは気持ちよくないから
7.気持ちよくなるにはメリハリのある刺激が必要
8.ペニスはそもそも使う機会が少ないので鈍感になりやすい
9.挿入前と挿入後の刺激の違い
10.中折れしないのは快感面積が広くて気持ちいいから
11.残る問題は脳の性的興奮
12.テストステロンが増えるだけでは性的に興奮するようにはならない
13.脳の性的興奮は脳の学習次第
14.脳の性的興奮が弱まる理由は快感の少ないセックスやオナニー
15.脳の性的興奮が弱くても勃起できるようになるトレーニング
16.気持ちよければ性的興奮も強くなって中折れしなくなる

1.挿入後に萎えるのは挿入してから勃起に必要な条件が揃わなくなるということ

勃起は自律神経の反射を介した生理現象です。

いわば自律神経が自動的にしてくれていることなので、自分の意思とは関係なく勃起という生理現象が起こります。

逆に言えば、勃起は生理現象なので、必要な条件さえ揃えば、やはり自分の意思とは関係なく起こります。

中折れの場合、一旦挿入前には勃起しているので、そのときは勃起に必要な条件は揃っていたということです。

挿入後に萎えてしまうのは、挿入前には勃起に必要な条件が揃っていたのに、挿入してから勃起に必要な条件が揃わなくなってしまったからです。

だから、中折れの解決に必要なのは「勃起に必要な条件」を挿入後も揃え続けることです。

2.そもそも勃起には必要な条件がある

勃起に必要な条件とは、「リラックス」「ムラムラ」「気持ちいい」です。

平癒堂鍼灸では、勃起の方程式で勃起に必要な条件を説明しています。

「勃起」=「脳の性的興奮」×「快感」

です。

そして、この式が成り立つには「自律神経が十分な副交感神経優位であること」が前提になります。

ですから、勃起に必要な条件が、

「自律神経が十分な副交感神経優位であること」=「リラックス」

「脳の性的興奮」=「ムラムラ」

「快感」=「気持ちいい」

となるわけです。

前回のコラムでも勃起に必要な条件についてお話ししましたが、全体的なことと勃起の方程式の前提条件である「リラックス」に関しては前回のコラム勃起しろと念じても硬くならない理由)を参考にしてください。

今回は「中折れ」に関してのお話です。

一旦は勃起していますから最初は勃起に必要な条件は揃っていたわけです。
途中で萎える「中折れ」の話ですから、勃起の方程式の前提条件である「リラックス」に関しては前回のコラムに任せるとします。

このコラムでは特に「快感」に力点を置いたお話をしたいと思います。

3.中折れの原因

どうして中折れするのでしょう?

言い換えると、「挿入前は勃起していたのに、どうして挿入してから萎えてしまうのでしょうか?」ということです。

それは、挿入前は勃起に必要な条件が揃っていたが、挿入してから勃起に必要な条件が揃わなくなってしまったからです。

挿入前は揃っていた勃起に必要な条件である、

「自律神経が十分な副交感神経優位であること」,

「脳の性的興奮」,

「快感」

この3つの条件が挿入後に揃わなくなってしまったからということです。(中折れは一旦勃起しているので、勃起の方程式の前提条件である副交感神経優位=リラックスはクリアできていると考えます。)

中折れ経験者の証言から、どうして勃起に必要な条件が挿入後に揃わなくなってしまうのかを考えていきます。

4.「中折れに気付いていない」という中折れ経験者の共通点

「抜けてしまったので見てみたら萎えていた。」

「なんか、アレってなって見てみたら軟らかくなっていた。」

「途中で飽きて、疲れてきたので途中で動くのをやめたらもう萎えていた。」

「なぜか素になってきてペニスの感覚もよく分からない感じになって抜けてしまった。」

中折れで困っているクライアントの多くの方が、こういう風に中折れするときの経験を話されます。

詳しいお話をうかがうと、共通するのは、

「中折れしていることに気付いていない
「気持ちよくない」
「性的興奮が自覚できていない」

ということです。

「中折れしていることに気付いていない」のですから、これはペニスの感覚が取れていないことを示しています。

5.勃起した感覚がないのはカチカチになっていないから

勃起しているときのペニスの感覚ってありますよね。
自分のペニス自体の感覚です。

「中折れする前に、勃起しているペニスの感覚がありますか?」

という私の質問に対して、

「覚えていない。」
「そこまで分からない。」
「そう言われれば、ないかも。」

こんな感じのお返事です。

では、なぜ勃起したペニスの感覚が自覚できないのでしょうか?

理由は、カチカチに勃起していないからです。

6.カチカチになっていないのは気持ちよくないから

なぜカチカチになっていないのか?

気持ちよくないからです。

当たり前と言えば当たり前なのですが、単純に言うと、気持ちよければ勝手に勃起します。

気持ちよければ勃起することに関しては説明不要でしょう。(直観的な説明になりますが)

理屈的には、「気持ちよい=快感があるということは、性的に興奮もしているはずなので勃起できます。」になりますが、気持ちよければ勃起するのは直感的な説明の方が説得力がありそうですね。笑

7.気持ちよくなるにはメリハリのある刺激が必要

ペニスへの刺激で気持ちよくなろうとすれば、メリハリのある刺激が必要です。

なぜ、メリハリのある刺激でないと気持ちよくなれないのか?

ペニスは鈍感になりやすいからです。

確かに神経は密に存在して、もともと生理学的には敏感と言えますが、体は環境に適応していくだけです。

感覚を使う機会が少ないペニスは、使わなければ使わないほど鈍感になっていきます。

だから鈍感になったペニスへの刺激で気持ちよくなるにはメリハリのある刺激が必要なのです。(単に強い刺激にすれば気持ちよくなるわけではありません。)

感覚に強弱ができることで、分かりやすい刺激になります。

気持ちよくなるためのメリハリのある刺激とは、鈍感なペニスでも分かりやすい強弱のある刺激という意味です。

部位による感覚の違いや刺激の種類の違いによって感覚に落差が生じることで、脳にとって区別しやすい(=分かりやすい)刺激になります。

分かりやすい刺激なので鈍感になっているペニスでも分かるということです。

メリハリのある刺激とは、そういう鈍感になったペニスでも分かる刺激のことです。

8.ペニスはそもそも使う機会が少ないので鈍感になりやすい

ペニスの感覚を取ろうと思えば、ペニスが勃起している必要があります。

なぜなら、ある程度勃起してペニスの皮膚にテンションが掛からなければ、ペニスの皮膚感覚が分からないからです。

真冬に長い時間外にいた後でトイレに行ったとき、おしっこをしようとパンツの中からペニスをつまんでみても、寒さで縮み上がった皮膚にテンションの掛かっていない、しわしわのペニスの感覚はほとんどありません。

ペニスをつまんだかどうかを目で確認しないと、おしっこがどこに飛ぶのか分かったものではない状態です。

勃起して皮膚にテンションが掛かった状態でないとペニスの皮膚感覚は分からないのです。

そう考えると、
「そもそも、日常生活において一日の内でペニスの感覚を使う時間がどれぐらいあるのか?」
という問題になってきます。

毎日オナニーをしたとしても数分~長くてもせいぜい30分ぐらいでしょう。
それぐらいペニスの感覚を使う時間は短いということです。

よく使う手や口の感覚に比べれば、ペニスの感覚ははるかに使う機会の少ない感覚であるかということです。

だから、ペニスは余計に鈍感になりやすいわけです。

9.挿入前と挿入後の刺激の違い

挿入前にペニスに加わる刺激は、パートナーの手や口による刺激です。

挿入後にペニスに加わる刺激は、主に膣内壁とペニスの摩擦による刺激です。

つまり、挿入前の刺激は刺激される部位が全体ではありません。
一定の面積はありますが一部分です。

ですから、部位によって感覚に差が出る、違いが分かる強弱のはっきりした刺激ということになります。
メリハリのある分かりやすい刺激ということです。

だから、挿入前の刺激は鈍感になったペニスでも分かる(感覚がある)ということです。

しかも、挿入前の刺激は、手や口という日常生活でよく使用する体の部分を使った刺激です。

コントロールしやすいですから、細かい動きからダイナミックな動きまで出せるわけです。
結果として変化に富んだ分かりやすい刺激になります。

だから、鈍感なペニスでも分かりやすい刺激になるわけです。

それに比べて挿入後の刺激は、分泌液でウエットになった柔らかいパートナーの体の一部が、ペニス全体を包み込むという刺激です。

一番ポピュラーな挿入後の動きであるピストン運動が始まっても、ペニスに加わる刺激は、ウエットな柔らかい部分との摩擦による刺激ですから、物理的な刺激としてはバリエーションがあまりなく、挿入前の刺激に比べると、比較的弱い、しかも変化の少ない刺激と言えるでしょう。

(「オナニーで強い刺激に慣れてしまうと、セックスでの弱い刺激で射精できなくなるので、オナニーでも弱い刺激に慣れるようにしましょう的なアドバイス」が世の中には溢れかえっていますが、単に弱い刺激に変えるだけでは余計に勃起しにくくなるだけです。ま、この手の「弱い刺激に慣れましょう的な話」の是非は足ピンオナニーに関するライブ(【勃起110番ライブ】足ピンオナニーの謎!? ~足ピンになってしまう理由~)を参考にしてください。

ですから、そもそも挿入後の刺激に対するペニスの感覚というものは分かりにくいものなのです。

じゃあ、「なぜ挿入後のペニスの感覚が分かりにくいのに中折れしない人がいるのか?むしろその方が多いのはなぜか?」というところが問題ですね。

10.中折れしないのは快感面積が広くて気持ちいいから

中折れしないのは、「快感面積」が広いのでウエットでマイルドな優しい刺激でも快感が得られるからです。

「快感面積」とは、平癒堂鍼灸独自の勃起用語です。
「刺激によって快感が得られる部分の面積」のことです。簡単に言えば「気持ちいい部分の面積」ということです。

平癒堂鍼灸の快感の定義は、「快感は感覚ではなく脳の認識であり、脳が快感を認識するには脳が性的に興奮しているときに、脳で情報処理される皮膚感覚の量が一定量以上必要である。」です。

「脳で情報処理される皮膚感覚」とは、その部分の感覚がきちんと自覚できる、その部分の感覚が取れている部分の感覚のことです。(この辺も平癒堂鍼灸独自の考え方で、一般的な生理学ではありません。)

快感には皮膚感覚の量が重要(場所は関係ない)なので、感覚がきちんと取れている部分の面積が広い方が効率よく快感の認識に必要な皮膚感覚の量が確保できます。

なぜなら、感覚が取れている面積が広いと、それぞれの部分に加わる刺激は少なくても、面積が広い分、脳で情報処理される感覚の量は相対的に多くなるからです。

「広い快感面積×弱い刺激」の組み合わせで快感の認識に必要な量の感覚を確保しているとすると、挿入後の優しい刺激でも快感を得やすくなるということです。(もちろん脳が性的に興奮していることが条件です。)

一方、感覚が取れている面積が狭いと、快感の認識に必要な一定量以上の感覚を得るには、感覚が取れている面積が狭い分、強い刺激加わらなければ快感の認識に必要な感覚の量を確保できません。

「狭い快感面積×強い刺激」の組み合わせで快感の認識に必要な量の感覚を確保しようとすると、快感を得るには強い刺激が必要になります。(厳密には、強い刺激は、生理学的には落差のある刺激で分かりやすい刺激ということになります。ヒトの脳は感覚の絶対評価ができません。ヒトは感覚においては相対的な評価しかできないと考えられます。)

ということは、「狭い快感面積×強い刺激」の組み合わせでは、挿入前のメリハリのある刺激に比べて挿入後のマイルドな刺激では快感が得にくくなるということです。(この場合も、もちろん脳が性的に興奮していることが条件です。)

ちなみに、床オナがこの「狭い快感面積×強い刺激」の組み合わせの典型例です。
快感を得るために強い刺激が必要になってしまうのは、この快感面積(感覚が取れている部分の面積=脳で情報処理される感覚)が狭いからです。

話がそれてしまいましたが、

つまり、中折れしない人は、この「快感面積:感覚が取れていてその部分の刺激によって快感が得られる面積」が広いので、挿入後のウエットでマイルドな刺激であっても、きちんと快感が得られるので中折れしないということです。

ですから、中折れする人は快感面積を広げて、ウエットでマイルドな優しい刺激でも快感を得られるようにできれば、中折れしなくすることが可能になります。

平癒堂鍼灸のBK脳トレ(旧ED改善脳トレ)は、快感面積拡大のためのトレーニングを含むトレーニングです。BK脳トレにご興味おありの方は平癒堂鍼灸にご相談ください。

11.残る問題は脳の性的興奮

でも、ここで中折れの問題が解決したわけではありませんね。
思い出してください。

中折れ経験者に共通する、

「中折れしていることに気付いていない」
「気持ちよくない」
「性的興奮が自覚できていない」

の、「中折れしていることに気付いていない」の原因は「気持ちよくないから」で、気持ちよくするには快感面積の拡大が必要である。

というところまではお話ししました。

後は、「性的興奮が自覚できていない」ですね。

「性的興奮が自覚できていない」のはなぜか?を分かっていない場合がほとんどです。

性的に興奮できない理由が理解できないのはなぜでしょうか?

それは脳の性的興奮は脳が勝手に決めているからです。
自分の意思では脳の性的興奮そのものをコントロールできません。

「さあ、興奮するぞっ!!」と思って興奮できますか?

できないですよね。

なぜなら性的興奮は、脳が勝手にするものだからです。

そして脳の性的興奮は、主に脳の学習によって決まってくるというのが平癒堂鍼灸の考えです。

そうです。テストステロンじゃなくって脳の学習です。

12.テストステロンが増えるだけでは性的に興奮するようにはならない

体感的には、性的興奮は衝動的なもの、湧きおこってくるもののようです。

ですから、ムラムラこないのはテストステロンが足りないからだ!と結論してテストステロンを増やす方法を探しまくるという方が多いようです。

ですが、テストステロンだけ増やしても、ただそれだけでは性的興奮は起こってきません。

テストステロンを増やすことに意味がないと言っているわけではありません。
それも必要ですが、それだけでは不十分であると私は考えています。

確かに血中のテストステロン濃度は男性性機能を示すバロメーターにはなりますが、テストステロンが増えれば問題解決するなら、男性性機能の向上を目的としたテストステロン補充療法(注射)で効果を感じられる方とそうでない方がいることの説明ができません。

実は、テストステロンの受容体の問題があるからなのですが、世の中に出回っているテストステロン関連の情報には、その「受容体の話」がすっぽり抜け落ちています。
「筋トレしてテストステロンが増えれば男性性機能が向上する的な情報」も同じです。

受容体の話は、ある程度専門性のある教科書には書いてあるレベルなので生理学の基礎の範疇です。
情報を発信している側が生理学の基礎を知らないということになるのでしょうか?なぜか受容体の話はほぼ出てきていないように思います。(受容体の話をされている方が多くいらっしゃったらすみません。私の印象です。)

テストステロンの受容体の話はライブでもお話ししていますのでご興味おありの方は【勃起110番ライブ】《 ED都市伝説 》勃起力アップ目的の筋トレは逆効果!? ~マッチョでEDはありがち~ をご視聴下さい。

脳の性的興奮を高めるには「テストステロンの産生量増加」だけでなく「脳の学習」も必要です。

ちなみに男性生殖器を含む骨盤内臓器の血流の改善を促し、テストステロンを作っている睾丸の機能向上を目指す鍼施術を平癒堂鍼灸でおこなっています。テストステロンの産生量を増やすための鍼にご興味のある方は平癒堂鍼灸にご相談ください。

13.脳の性的興奮は脳の学習次第

私の考えでは、脳の性的興奮には脳の学習が大きく係わっています。

平癒堂鍼灸の「勃起の方程式」は、

勃起=脳の性的興奮(=ムラムラ)× 快感(=気持ちいい)

です。

勃起は、「脳の性的興奮」と「快感」の掛け算なのです。

脳の性的興奮が強ければ快感は少なくても勃起できますし、脳の性的興奮が弱くても快感が十分にあれば勃起できます。

ですから、脳の性的興奮が弱い場合は、快感が十分に無いと勃起できないことになります。

14.脳の性的興奮が弱まる理由は快感の少ないセックスやオナニー

脳の性的興奮が弱くなってしまうのには理由があります。

気持ちよくないセックスやオナニーを繰り返すことで脳の興奮が弱くなるのです。

なぜかを説明します。

脳には、体全体の血液の約20パーセントが存在します。

体全体のエネルギーの約1/5が脳で消費されるわけです。

脳の重さは体重の約2パーセントですから、それを考えると「脳は非常にエネルギー消費の激しい臓器」だと言えます。

その脳が性的に興奮するとなると当然脳は疲れます。

脳が性的に興奮して疲れた後に(あるいは疲れ続けている最中に)、「快感」という報酬が十分にあって、その経験が繰り返されれば、脳は性的に興奮することにメリットを認めるようになります。

脳は性的に興奮すれば疲れるけれども、ご褒美(快感という報酬)があるということを学習するのです。オペラントという脳の学習です。

これが脳の性的興奮が強くなる理由です。脳の学習の結果が脳の性的興奮を強くするのです。

ですが、脳が性的に興奮して疲れた後に(あるいは疲れ続けている最中に)、「快感」という報酬が十分になければ、そしてその経験が繰り返された結果、脳は性的に興奮することにメリットを認めなくなってしまいます。

脳が性的に興奮しても疲れるだけでご褒美(快感という報酬)がもらえないということを学習します(オペラント)。
その結果、脳は性的に興奮しにくくなってしまいます。

脳の興奮が弱くなってしまうのはこのような脳の学習の結果なのです。

ご褒美が貰えると分かると頑張ってやってくれる。
ご褒美が貰えないとなると全然頑張ってくれない。
ということです。

脳の性的興奮が弱くなるのは、「快感(=気持ちいい)」セックスやオナニーを繰り返した結果なのです。

(正確に言うと脳が性的に興奮すると、いわゆる脳の報酬系と呼ばれる部位が活性化するので、性的に興奮すること自体「気持ちいい」のですが、物理的な刺激が加わって生じる感覚が統合された結果の「気持ちいい」の方が強いと考えられます。ちなみに、性的に興奮すること自体が気持ちいいのを「非リアルの快感」、実際に感覚が生じた結果得られる気持ちいいのを「リアルの快感」と私は呼んでいます。)

15.脳の性的興奮が弱くても勃起できるようになるトレーニング

この脳が性的に興奮しにくい状態=脳の性的興奮が弱い状態を、勃起の方程式に当てはめて考えると、快感を充分に得られなければ勃起できないことになります。

ところが、都合の悪いことに、脳が性的に興奮している状態でなければ、なかなか快感は得られません。

じゃあ、脳の興奮が高まりやすくするにはどうすればいいのか?

実は方法があります。

平癒堂鍼灸の快感の定義では、脳が興奮しているときに脳で情報処理される皮膚感覚が一定量以上で快感が認識されるわけです。

まず、脳で情報処理される皮膚感覚を増やすトレーニングから始めます。
イメージ的には、「感覚を取る」=「感覚を味わう」=「感覚をきちんと脳に届ける」トレーニングということなのですが、この感覚を取ることができるようになると、脳の性的興奮が弱くても快感が得られるようになることが平癒堂鍼灸では確認できています。(BK脳トレ:旧ED改善脳トレによる)

快感が得られると脳の性的興奮は強まります。
脳の性的興奮と快感はお互いを高めあう関係にあります。
自転車の左右のペダルの関係とも言えます。

弱い脳の性的興奮でも、快感が得られれば、その快感によって脳の性的興奮が増します。
脳の性的興奮が増せば、快感は更に得やすくなります。

この正のループにハマってくると勃起の質が上がってきます。

先ほどお話しした快感面積拡大トレ(BK脳トレの一部)で、少ない興奮で快感が得られるようになることを目指します。快感面積拡大トレ・BK脳トレにご興味おありの方は平癒堂鍼灸にご相談ください。

16.気持ちよければ性的興奮も強くなって中折れしなくなる

さあ、これで中折れ経験者に共通する

「中折れしていることに気付いていない」
「気持ちよくない」
「性的興奮が自覚できていない」

が解決できそうですね。

「脳の性的興奮が弱くても、快感を得やすくするトレーニングによって快感が得られるようになって、快感が十分にあるセックスやオナニーを繰り返せば、脳の学習によって性的な興奮は強まるので、勃起の質が高くなって中折れしなくなりますよ。」というお話しでした。

#中折れ #テストステロン #脳の学習

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平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com