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勃起しろと念じても硬くならない理由 ~ 勃起に必要なのは「リラックス」「ムラムラ」「快感」~

‐目次‐
1. 勃起は自律神経の働きで起こる生理現象
2. 勃起は自分の意思ではコントロールできない
3. 勃起に必要な3つの条件は「リラックス」「ムラムラ」「気持ちいい」
4. なにはなくともリラックス
5. リラックスにはホーム感が必要
6. 勃起におけるホーム感とアウェー感
7. 「ムラムラ」にはキッカケが必要
8. ムラムラするかしないは脳の学習によって決まる
9. ムラムラしやすくするには脳トレも必要
10. 「気持ちいい」は脳が勝手に決めること
11. 皮膚感覚の量が「気持ちいい」かどうかを決める
12. いきなり刺激しても「気持ちいい」は作れない
13. 皮膚感覚はあるのに「気持ちいい」がない
14. 「気持ちいい」がないのは皮膚感覚がカウントされていないから
15. 「気持ちいい」には感覚を味わうことが必要
16. 感覚を味わうことで脳が「気持ちいい」を認識する
17. 勃起に必要な3つの条件を揃えるためにはサポートも必要

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「よし、もうそろそろいいかな?あれっ、さっき見たときは結構硬そうだったのに…」

「ああぁ、ちょっと待ってくれ!なんで今萎えてくるねん!!」

「あ、抜けてしまった。あれっ!?さっきまであんなに硬かったのに!!」

セックスのときに自分の意思に反して勃起がしない、あるいは続かないという現象に遭遇して、

「オナニーなら全然大丈夫なのに、どうしてセックスの『さあ、これから』って時に勃起できないんだろう?」

と思われたことがある方は非常に多いと思います。

「頼む!!勃起してくれ!!」

「この硬さのまま最後まで続いてくれ!!」

いくら強く念じてもペニスが硬くなってくれない。

という経験をされたことはないでしょうか?

どれだけ強く「勃起しろ!!」と念じたとしてもペニスが硬くならないのには理由があります。

それは、勃起するにはそのために必要な条件があって、勃起するかどうかは、その条件が揃うか、揃わないかで決まってしまうからです。

自分の意思とは全く関係がなく、必要な条件さえ揃えば勝手に起こる生理現象が勃起なのです。

今回は、勃起に必要な条件と、その条件を揃えるために何をしたらいいのかをお話ししたいと思います。

1. 勃起は自律神経の働きで起こる生理現象

「勃起は自律神経の反射を介した生理現象」なので自分の意思とは関係なく起こります。

自分の意思とは関係ない生理現象なので、いくら「勃起してくれ」と強く念じても勃起しないのは、生理学的にはごく当たり前のことなのです。

逆に、勃起は生理現象なので、勃起に必要な条件さえ揃えば、自分の意思とは関係なく、言わば勝手に勃起してしまいます。

授業中に居眠りをして、あるいは電車でうたた寝してしまって、気が付けば勃起していて「なぜ、こんな時に…」と恥ずかしい思いをしたという方も多いと思います。

居眠りやうたた寝で勃起に必要な条件が揃ったので、自分の意思とは関係なく勃起したということです。

しかし、オナニーでは何の問題もなく勃起できていると思っている方が大半なので、ほとんどの方が自分自身で「勃起という生理現象」をコントロールしている気分になってしまいます。

2. 勃起は自分の意思ではコントロールできない

勃起という生理現象そのものをコントロールすることは不可能なのです。

オナニーのときに「勃起をコントロールできている」と感じるのは錯覚です。

なぜなら、オナニーのときにコントロールできているのは、勃起という生理現象そのものではなく、「勃起が続くように刺激を与えている手の動き」だけだからです。

ですから、「勃起してくれ!!」といくら強く念じても、勃起に必要な条件が揃わない限りは勃起できません。

勃起しないのは、シンプルに勃起に必要な条件が揃っていなかったからというだけで、勃起は自分の意思とは全く関係なく起こる生理現象なのです。

3.勃起に必要な3つの条件は「リラックス」「ムラムラ」「気持ちいい」

勃起に必要な条件は大きく分けて3つです。

まず一つ目が「リラックス」です。

生理学的に言うと、勃起が開始するときに適した自律神経の状態があります。

いわゆる副交感神経優位と呼ばれる自律神経の状態です。

自律神経が副交感神経優位の状態で、体の方は「リラックス・回復モード」になっています。

体が「リラックス・回復モード」のときは、呼吸も脈拍もゆっくりになります。

呼吸や脈拍がゆっくりになるのは自律神経の働きによる生理現象です。

勃起はペニスの血管が拡張して、ペニスの海綿体に血液がどっと流れ込んで血管のかたまりである海綿体が膨らんで勃起が起こります。

このペニスの血管拡張も自律神経である副交感神経の働きによる生理現象です。

体がリラックスすることもペニスの血管拡張も、同じように自律神経の働きによって起こる生理現象なのです。

だから、勃起が始まるには、体が「リラックス・回復モード」=いわゆる副交感神経優位であることが望ましいのです。

二つ目が「ムラムラ」です。

ムラムラは「脳の性的興奮」と言い換えることができます。

起きているときには、そもそも脳の性的興奮がなければ、「勃起しろ」という命令がペニスに届きません。
ムラムラがなければ勃起という生理現象が起こる可能性はかなり低くなります。
(朝立ちは、正確には夜間陰茎勃起現象と呼ばれる、脳の性的興奮とは関係のない、夢を見ているときであるREM睡眠時に起こる生理現象です。)

三つめが「気持ちいい」です。

はっきり言って気持ち良かったら勃起します。

気持ち良くなるにはリラックスしている方がいいですし、ムラムラしているから刺激が性的に気持ちいい刺激になるわけです。

これら、「リラックス」「ムラムラ」「気持ちいい」の3つが勃起に必要な条件です。

4. なにはなくともリラックス

勃起に必要な3つの条件とは言いましたが、この3つの条件を一つずつ積み上げていくイメージを持ってください。

まず、なにはなくとも「リラックス」です。
この時、自律神経はいわゆる副交感神経優位の状態です。

体がリラックスした状態というのは自律神経の副交感神経が作り出してくれています。

自律神経は交感神経と副交感神経に分かれていて…的な説明が、だいたいこの後続くことが多いのですが、分かりにくいので今日はすっ飛ばします。笑

自律神経は自分の意思とは関係なく活動しています。

その自律神経が「リラックス」した状態を作り出しているので、「リラックスする」こと自体は、自分の意思でコントロールできないのです。

「リラックスする」ことは自律神経の働きで、自分の意思ではコントロールできないのであれば、いったい、どうやってリラックスしたらいいのでしょうか?

それは「環境作り」です。

「セッティング」とも言えます。

5. リラックスにはホーム感が必要

イメージ的には「ホーム感」、勃起するためのリラックスにはこの「ホーム感」が大切です。

スポーツで言うところの「ホーム」と「アウェー」のホームです。

リラックスにはホーム感が必要なのです。

リラックスしても大丈夫な環境、つまり「ホーム感」が十分ある環境にいると、脳と自律神経がリラックスしても大丈夫だと判断します。

すると、自動的に、言わば勝手に体はリラックスモードに切り替わります。

繰り返しになりますが、リラックスすること自体が自律神経の働きですから、自分の意思ではコントロールできません。

リラックスできるかどうか?は、脳と自律神経が自動的に下す判断です。

脳と自律神経が自動的に下す判断を基に「リラックスする」という生理現象が起こります。

自分でリラックスしようと思ってもリラックスできないのは、リラックスすること自体が脳の自動的な判断と自律神経の働きによるものだからです。

脳と自律神経がリラックスしてもいいと判断できた時、そこではじめて体はリラックスモードになれます。

「ホーム感が多い環境をセッティングする」、「ホーム感の強い環境に身を置く」ことが、体をリラックスモード(副交感神経の活動レベル上昇)にします。

加えて、ホーム感の多い環境に対して素直に反応できる体(=自律神経がうまく働いて体がリラックス)であれば、より一層勃起しやすくなります。

ホーム感の多い環境に対して「素直に反応できる体」とは、環境に対して自律神経がうまく働いて、「そのときどきに最適な体のモードに切り替わる体」のことです。

「環境に対して素直に反応できる体作り」=「そのときどきに最適な体のモードに切り替わる体作り」=「勃起が必要な状況で勃起できる体作り」ができれば勃起できる可能性はより高くなります。

平癒堂鍼灸では、鍼による自律神経活動への介入と、セルフトレーニングによる骨盤内臓器の血流の増加を目的としたプログラムによって、「環境に対して素直に反応できる体作り」=「勃起しやすい体作り」のサポートをしています。

「勃起しやすい体作り」に関してご興味おありの方は平癒堂鍼灸にご相談ください。

6. 勃起におけるホーム感とアウェー感

話をホーム感とアウェー感に戻します。

勃起で言うと、例えば、初めてのお泊りと言うかセックス。

緊張しますよね。

正直、何が起こるか分からない。

だって初めてですから。

この環境では「アウェー感」満載ですね。

すなわち、勃起には不利です。

それから例えば、「途中までのつもりが盛り上がってしまって、車の中で始まってしまった。」という時。

一応は人気のない場所だけれども、車なので誰にのぞかれるか分からない。

これも「アウェー感」が強いです。

リラックスできません。

だから、勃起には不利です。

例えば逆に、他の家族は旅行に行っていて確実に留守。

自分の部屋で彼女といい雰囲気になって…。

これは正に「ホーム感」です。

自分の家ですし、邪魔が入る可能性もかなり低いと言えます。

要は、リラックスするには、落ち着ける環境を作ることが必要だということです。

あなたもセックスやオナニーをするときに、ホーム感が多いのか・少ないのか?ホーム感が強いのか?アウェー感が強いのか?を考えてみてください。

勃起に有利な環境なのか?勃起に不利な環境なのか?が判断できます。

アウェー感が強いときにセックスやオナニーをするのはわざわざ負け戦を仕掛けにいくようなものです。

リラックスするには、できるだけホーム感を多くしてください。

ホーム感の強い環境が勃起を助けます。

ホーム感アウェー感について詳しいことをお知りになりたい方は施術を受けなくても「有料のビデオ通話によるセッション(要予約)」という手があります。

ビデオ通話によるセッションにご興味おありの方はご相談ください。

7. 「ムラムラ」にはキッカケが必要

勃起に必要な2つ目の条件は、「ムラムラ(脳の性的興奮)」です。

ヒトの性的興奮は刺激誘導型です。

ムラムラするには何かキッカケが必要という意味です。

ヒトには交尾期や繁殖期がありません。

犬や猫のように「サカリ(盛り)がつく時期」がないということです。

では、いつでも盛っているのか?

そういうわけではないですよね?

だからヒトに盛りがつくには何かキッカケになることが必要なのです。

刺激誘導型とはそういう意味なのです。

「何か性的なことを連想させるものを見る」
「エッチなことをしているときに聞こえる音と同じような音を聞く」
「ふとしたことから過去の性的な体験を思い出す」
「性的な体験の記憶と結びついている香水の香りに、たまたま出会う」

でもいいですし、

もっと直接的に、

「性的な体験をしているときと同じような皮膚感覚を得る」
「神経が集中していて、もともと敏感なところを刺激される」
「性器周辺に刺激が加わる」

でもいいです。

8. ムラムラするかしないは脳の学習によって決まる

何かしら性的なことを連想させる情報や刺激があると「ムラムラ」が起こります。(だからヒトの性的興奮は刺激誘導型)

「何もしなくても勝手にムラムラが起こる」ように、ほとんどの方が思っているようですが、なにかキッカケがなければムラムラが盛り上がることはほとんどありません。(人生のごく一時期を除いては、です。)

なぜなら、ムラムラはその方の経験(脳の学習)がかなり強く影響しているからです。

ムラムラの後に起こった性的な体験がポジティブなもの(例えば、気持ちいい=メリットがある)であって、それが繰り返されれば、ムラムラしやすくなります。

逆に、ムラムラの後に起こった性的な体験がネガティブなもの(例えば、気持ちよくはない⇒勃起しない⇒セックスができない=デメリット)であって、それが繰り返されればムラムラしにくくなります。

経験によってムラムラしやすくなるか、そうでないかが決まってしまうのです。

ムラムラしやすくなるのか、そうでないのかは、オペラントという脳の学習によるものです。
(正確には「オペラント条件付け」。ある行動をすることによって報酬が得られると、その行動を自発的に行うようになること。)

実は、ムラムラは脳の学習の結果であって、自分の意思とは関係ないのです。

ムラムラが自然に湧き起こってくるものだと思ってしまうのは、ムラムラは脳が勝手にしていることで自分の意思とは関係ないからです。(脳内の神経活動は、そのほとんどが意識には上らない言わば自動化された神経活動です。その意識には上ってこない神経活動がむしろ脳内では主流であって、その神経活動が、いわゆる「無意識」,「潜在意識」なのです。)

ムラムラとメリットがセットになった経験を繰り返すか、ムラムラとデメリットがセットになった経験を繰り返すかによって、ムラムラしやすくなるのか、ムラムラしにくくなるのかが自分の意思とは関係なく脳が学習してしまうということです。

9. ムラムラしやすくするには脳トレも必要

ムラムラしやすくするにはムラムラの後に、「気持ちいい」「楽しい」「満足感を得る」「幸福感がある」などの、そういうポジティブな印象の残る、言わばメリットのあるセックスやオナニーを繰り返し経験する必要があります。

では、ムラムラしなくて困っている場合、ムラムラしやすくするにはどうするのか?

今までムラムラとポジティブな印象がセットになっていなかった結果、ムラムラしにくくなるという脳の学習が起こったのですから、今からは逆に、ムラムラとポジティブな印象がセットになった経験を繰り返せば、脳の学習によって、脳はまたムラムラしやすくなってくれます。

全然ムラムラしないってことは、おそらくないと思います。

少しのムラムラとポジティブな印象・体験をセットにしてください。

少しのムラムラと、最初は「気持ち」だけでもいいです。(最初はポジティブな体験がなくても構いません。)

平癒堂鍼灸では、「『快感』をムラムラとセットにして体験」することで、ムラムラ(性的興奮)が高まるように促すトレーニングを行っています。

平癒堂鍼灸では、その「『快感』をムラムラとセットにして体験」するトレーニングを勃起脳トレ=BK脳トレ(旧ED改善脳トレ)と呼んでいます。

ムラムラしにくいけれどもムラムラするには、自分が何に対して興奮するのかを知っておくことも重要です。

自分が興奮するものを集めてください。

そして、なぜそれに対して興奮するのかを考えてみてください。

大抵過去の記憶と結びついていることが多いようです。

ムラムラ(性的興奮)とその人自身の経験が深く結びついているのは間違いありません。

あなたのムラムラのきっかけは何ですか?

勃起の条件の一つであるムラムラのキッカケを知っておくことは勃起しやすくする手助けになります。

ですが、

ムラムラが起こりにくくてお困りの方は、ムラムラしやすくするために快感を得ることから始めるのが最善です。

気持ちいいオナニーやセックスをするということです。

気持ちいいオナニーやセックスってどうしたらいいのか分からないときは、BK脳トレ(勃起脳トレ)が役立ちます。快感を得やすくするトレーニングがBK脳トレ(勃起脳トレ)だからです。

BK脳トレに関することは平癒堂鍼灸にご相談ください。

そして、快感を得やすくする勃起脳トレの効果を最大限引き出すには、その脳の使い方に対して即座に反応できる「勃起しやすい体作り」も必要です。

勃起しやすい体作りとは、「自律神経の活動正常化」と「男性生殖器の血流改善」です。
勃起と射精は自律神経の反射なので、自律神経の活動正常化が勃起しやすくする体作りには必須です。

血流が改善すれば、その臓器の機能の向上が期待できますから、勃起しやすい体作りには男性生殖器の血流改善が不可欠です。

平癒堂鍼灸では、「鍼」と「セルフトレーニング」と「生活習慣の見直し」によって「自律神経の活動正常化」と「男性生殖器の血流改善」を促し勃起しやすい体作りを目指します。

「勃起しやすい体作り」に関してご興味おありの方は平癒堂鍼灸にご相談ください。

10.気持ちいいは脳が勝手に決めること

勃起に必要な3つ目の条件は「気持ちいい」、すなわち快感です。

平癒堂鍼灸の定義では、「気持ちいい=快感」は、脳の自動的な認識です。

「気持ちいいかどうかは脳が勝手に決めてくれる」という意味です。

だって、気持ちいいかどうかは自分で考えて決まることじゃありませんよね?

気持ち良くなろうと思っても気持ちよくなれませんよね?

そうなのです。

「気持ちいい=快感」は、自分の意思とは関係なく、脳が勝手に決めてしまうことなのです。

そして、脳が快感を認識するには、「性的に興奮しているときに脳で情報処理される皮膚感覚が一定量以上必要である」と平癒堂鍼灸では考えています。

ここで言う皮膚感覚は、皮膚表面か皮膚周辺のあまり深くない体の部分で生じる感覚と考えてください。

11.皮膚感覚の量が気持ちいいかどうかを決める

当たり前ですが、触ると、触った方(自分)にも触られた方(パートナー)にも皮膚感覚が生じます。

平癒堂鍼灸が考える快感の認識「性的に興奮しているときに脳で情報処理される皮膚感覚が一定量以上必要である」に当てはめると、

「性的に興奮しているときに、触るか触られるかして生じた皮膚感覚が一定の量以上になれば『気持ちいい=快感』が認識される」ということになります。

ちょっと乱暴な言い方なのですが、「セックス中にいっぱい触るか触られるかしたら気持ちよくなる」ということなのです。(その意味では、いっぱいいろいろな体の部分を接触させ合うのがセックスとも言えます。)

皮膚感覚が生じるとは、皮膚にある神経が反応するということです。

したがって、もともと神経が密集している、皮膚感覚を伝える神経の分布する密度が高いところを刺激すれば効率よく「気持ちいい=快感」が得られるということになります。

つまり、もともと神経が密集している敏感なところである自分の性器と、同じく敏感なところであるパートナーの性器をこすり合わせるセックスという行為は、自分もパートナーも「気持ちいい=快感」を効率よく得られる行為だということです。

12.いきなり刺激しても「気持ちいい」は作れない

じゃあ最初からお互いに性器を刺激すれば気持ちよくなれるじゃないか?

そうすれば勃起するんでしょ?

って、なるかもしれませんが…

思い出してください。

勃起に必要な条件は「リラックス」「ムラムラ」「気持ちいい」3つで、この3つを「積み上げていくイメージを持ってください」と先にお話ししました。

リラックスしていなくて、性的に興奮もしていなければ、いきなり性器を直接刺激されても勃起できないということです。

当たり前と言えば当たり前ですね、これは。笑

13.皮膚感覚はあるのに「気持ちいい」がない

ここまでの話をまとめると、

「リラックスできているし、性的に興奮もしてきて、そうなったら触りまくれば勃起するのか?」

って、なりますよね。

でも、多くの方が勃起しろと強く念じてしまうのは、

実際にセックスしていて、もちろん興奮もしていて、勃起しているときもあるのに、挿入する前に、あるいは挿入してから萎えてしまいそうになるからです。

「敏感なところをこすり合わせていても、触りまくっていて皮膚感覚が生じているはずなのに、なぜか『気持ちいい=快感』が得られていない」ということになるので勃起しない、あるいは勃起が続かないのです。

これには理由があります。

皮膚感覚は生じていても、脳がその皮膚感覚の情報をスルーしてしまっていると、脳は快感を認識できないからです。

14.「気持ちいい」がないのは皮膚感覚がカウントされていないから

実際に皮膚感覚が生じていたとしても、その皮膚感覚を「気持ちいい=快感」の認識に必要な皮膚感覚として脳がカウントしていないということです。

なぜ、皮膚感覚を「気持ちいい=快感」の認識に必要な皮膚感覚として脳がカウントしないのか?に関しては、脳の認知の問題なのですが、ややこしいので今回は置いておきます。(「脳がセックスしていると思っていると、セックスに必要な勃起と射精という生理現象が起こる」という脳の認知の問題。詳しくはコラム「勃たない原因はリアリティの低いダメオナニー」を読んでみてください。)

どうすれば実際に生じた皮膚感覚を、脳が「気持ちいい=快感」の認識に必要な皮膚感覚としてカウントするのか?についてお話しします。

15.「気持ちいい」には感覚を味わうことが必要

それは「感覚を味わう」ことです。

勃起しろと思わず念じたくなる経験をされる方の多くは、パートナーの気持ちいいを優先するあまり、

「パートナーの体のどこをどう刺激するのか?」

さらに、「その方法でパートナーが気持ちよくなってくれているのか?」

を、パートナーの反応で確かめるということに全神経が集中してしまって、

「自分の手や指や口の感覚がお留守」になっています。

=脳が皮膚感覚をスルー 脳が皮膚感覚を快感の認識に必要な感覚としてカウントできない ⇒「気持ちいい」がない となってしまいます。

16.感覚を味わうことで脳が「気持ちいい」を認識する

実は、頭の中にはコンピュータと同じようにメモリの働きをする部分があります。(脳のワーキングメモリ)

そして、そのメモリは有限です。

ですから、あることにそのメモリを使うと、他のことで使うメモリは減ってしまいます。

つまり、「自分の手や指や口の感覚がお留守」になっている状態とは、

「パートナーへの刺激方法と反応の確認」にメモリを使い切って(=全神経を集中して)しまって、

「自分の感覚情報の処理に使うメモリが無くなっている(自分の感覚がお留守)状態なのです。

メモリ不足で、自分の皮膚感覚情報が脳で処理されない。

つまり、脳に入力されているはずの皮膚感覚がスルーされてしまっているので、「気持ちいい=快感」の認識に必要な皮膚感覚が入力されていないのと同じことになりますから、「気持ちいい=快感」が得られないのです。

「気持ちいい=快感」を得るには、脳に感覚情報を処理させる(快感の認識に必要な皮膚感覚としてカウントさせる)ことが必要です。

脳に感覚情報をスルーさせないようにすることが必要だとも言えます。

脳に、自分の感覚情報をスルーさせないで、情報処理させる方法。

それが「感覚を味わう」ことなのです。

ちょっと強引に聞こえると思いますが、自分の「感覚を味わう」ことによって脳が自分の皮膚感覚をスルーせずに快感の認識に必要な皮膚感覚としてカウント(情報処理)してくれるようになります。

平癒堂鍼灸でおこなっているBK脳トレ(勃起脳トレ=旧ED改善脳トレ)が、その「感覚を味わう」トレーニングなのです。

「感覚を味わう」トレーニング=BK脳トレにご興味おありの方は平癒堂鍼灸にご相談ください。

17.勃起に必要な3つの条件を揃えるためにはサポートも必要

ここまで読んでいただいて、勃起には「リラックス」「ムラムラ」「快感」の3つが必要なので、いくら強く念じても勃起できないことがご理解いただけたでしょうか?

でも、念じて勃起することはできなくても、勃起に必要な条件を揃えるために自分で、自力でできることが結構あるということも分かっていただけたでしょうか?

これは自力では難しいなと思われたことがあれば平癒堂鍼灸にご相談ください。

平癒堂鍼灸では、あなたの詳しい状況をお聞きした上で、どうすれば勃起しやすく、勃起が続くようになるかという提案をさせていただくことができます。

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(平癒堂鍼灸LINE公式アカウント https://lin.ee/fi5Z4M4)

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平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com