2月18日 TPKC勉強会活動報告
今回は、「手技尺骨後縁の近位を使ったアプローチ」でした。
手技で肘頭(ひじ)を使うことはよくあると思いますが、この尺骨後縁近位を使えるようになると手技がもっと楽になります。
(写真:前腕の指で示したあたりです。あまり手関節に近い部分は使いません。)
メリットは2つ。
1つは、指が負けてしまうような筋収縮の強い状態の筋に対してのアプローチが楽になります。
楽な手技は施術者の負担を減らします。
もう1つは道具が大きい、言い換えれば広いため、短時間で指よりも広範囲にアプローチできます。
自分の前腕屈側のセルフケアを兼ねた練習法や、参加者が順番に講師の足底をゴリゴリするなんてこともしていただきました。
結局、体重のコントロールが必要なのですが、頚肩部(クビから肩にかけて)や脊柱起立筋(背中の筋肉)に対するアプローチの時と異なる方法も必要になってくるので少し難しかったようです。
疲れる手技ではなく楽な手技を手に入れましょう。
何歳になっても手技が使えます。
3月18日 TPKC勉強会告知 (今年度最終回)
日時:3月18日(日)10:00~15:00(休憩12:00~13:00)※午後は自由参加
場所:平癒堂鍼灸
テーマ:【総集編】疑問・質問大会
今年度、最後のTPKC勉強会になりますので、総集編ということで、テーマは参加者のみなさんのリクエストによって決めたいと思います。
第1回 手技の重要性と手技と刺鍼の連続性
第2回 加圧方向の決定と決定材料
第3回 加圧指のどの部分を使い、どの部分に体重を乗せられるか?
第4回 固有覚を補正するセンサリーマッスルに対するトリガーポイントアプローチ
第5回 前腕を使ったアプローチ
これまでのテーマの中での疑問・質問(技術・座学とも)や、臨床で経験したことのトリガーポイント的解釈や実際のトリガーポイントアプローチについてお答えします。
お申し込み方法はコチラをご覧ください。
学生の方も参加していただけます。
学生の方の参加費は、4,320円(税込)です。
午後からは自由参加ですが、持ち込んでいただいた症例や個人の課題について個別に対応します。
参加される前に是非、個人テーマを決めておいてください。
より実りのある勉強会になると思います。
今回から参加の方は別メニューになります。
全て別メニューか、一部別メニューになるかは技術次第になります。
TPKC勉強会ではトリガーポイントアプローチの手技の基礎(フォームやポジショニング)から学べます。
鍼灸・柔整専門学生の方や、手を使う全てのセラピストの方に参加していただけます。
※初めて参加される方は、「2016年10月25日の記事の勉強会開催の背景」を、ぜひお読みください。
※ トリガーポイント健康クラブ(T.P.K.C.)とは、トリガーポイントアプローチを実践し、トリガーポイントアプローチを通して世の中の人々を健康にし、またトリガーポイントアプローチを受け、自ら健康になろうとするひとの集団です。
※ 平癒堂鍼灸で私が行っている手技と刺鍼の技術は、関西医療大学の黒岩共一教授のトリガーポイント療法がベースになっています。黒岩先生の“トリガーポイント研究会”のWEBサイトはコチラです。
平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 代表 平谷 透(ひらたに とおる)
〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島7-1-3 チサンマンション第8新大阪 702号
Tel:06–6829-7011 E-mail:shinq.th@gmail.com