「次の生理が来ちゃいました。」
そう仰られましたが、落胆されているような感じはありませんでした。
30歳代前半の妊活中の方です。
努めて明るくされてたのかもしれません。
本心は私にも測りかねましたが...
「じゃあ、また精一杯の施術をしよう。」と思いました。
この方には「入江式(自律神経活動正常化)」の施術と「トリガーポイント療法(骨盤内臓器の血流改善による生殖器の血流改善)」を交互におこなっています。
今回は、「入江式」の施術です。
入江式の施術とは
今回の入江式の施術の説明をします。
1.手掌と手首の近くを診て、メインになる経絡を決める。
2.手足から4つの経穴(いわゆるツボ)を選ぶ。
3.そこに細くて短い鍼を打って、その鍼に「IPコード」をつなぐ。
4.10分~15分、そのままにしておく。(平癒堂鍼灸ではこの間お腹を温めます。)
もちろん、1.をする前にお話をうかがったりはしますが、入江式としては、そういうことをします。
鍼治療を受けられたことのある方も含め、ほとんどの方は、
???という感じだと思いますので、もう少し説明します。
1.は、いわゆる脈診です。
脈を診て体のどこが悪いのか、あるいは、どの経絡が異常を示しているのかを探すわけです。
伝統的な脈診とは方法が異なりますが、
「入江式」を使う施術者は、「入江フィンガーテスト」(以後、入江FTと略)を使って脈診をします。
この脈診によってメインになる経絡を決めます。
入江FTは、正確に言うと少し違いますが、一人で O−リング テストをするような感じのものです。
O−リング テストとは結果が、ほぼ一致します。
経絡(けいらく)は、いわゆる「気」の通り道をイメージしてください。図で表される場合には経穴(けいけつ:いわゆるツボ)をつなげた線で表されることが多いです。
経絡はまた体の臓腑(ぞうふ:「臓」は肺など中身のある臓器で「腑」は胃など中身のない中空の臓器)ともつながっていて、その臓腑の状態を反映し、またその臓腑の治療の場ともなります。
正経(せいけい)と呼ばれる経絡は、その経絡の名前に臓器の名前を含みます。例えば「足太陰脾経(あしたいいんひけい)」は脚の前側で内側を通る経絡で「脾(ひ)」(東洋医学の脾は西洋医学の脾臓とは異なる)とつながっていると考えられています。
臓腑の名前を一部に含む名前の経絡を施術すれば、その臓器の働き・状態が変化します。先程の、「足太陰脾経」に鍼をすれば脾の働き・状態が変わるということです。(実際にはそこまで単純なものではありませんし、緻密かつ繊細な施術が必要ですがイメージとしてはそんな感じです。)体表面を刺激して内臓に影響を与えることができるので、鍼の得意分野が、内臓をコントロールしている自律神経機能に関する疾患・症状なのです。
ちょっとと言うか、かなり退屈ですね。笑
しかも、かなり長くなりそうなので続きは、また次回以降のブログ(入江式 その二)で…
眠る方が多い入江式
入江式の鍼施術の最中、スースーと静かな寝息が聞こえてきました。
入江式の鍼施術がうまくいくと眠られる方が多いです。(逆に目が冴えてくる方もいらっしゃいます。)
そして施術が終わって目を覚まされた時に、眠られていた時間がごく短時間であったように感じられたり、中には眠った自覚すらない方もいらっしゃいます。
「この時間が私の癒しの時間です。」
入江式の鍼施術が終わって、目覚められたときに大変うれしいお言葉をいただきました。
次のAIH(人工授精)、成功しますように…
私は鍼灸師です。これからママ,パパになろうとされている方のお手伝いをしています。
妊活を頑張られているご夫婦は是非ご相談ください。
相談無料です。
平癒堂鍼灸の施術は、恥ずかしい思いをすることなく受けられます。
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ハイブリッド鍼灸師 平谷 透は、新大阪に施術所を構えています。
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平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう)平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com