目次
1.「ちんぽ」と「ちんこ」
こだまさんのエッセイ「夫のちんぽが入らない」以降、ペニスの呼称として「ちんぽ」が一般化したように思っていましたが、まだまだ「ちんぽ」よりは「ちんこ」が一般的なようです。
ネット上では「ちんこ」が多用されているようなので、「ちんこ」と一緒に使われることの多い(と思われる)「入らない」と合わせて、今回は「ちんこが入らない問題」についてお話しします。
ペニスを挿入しようとしたタイミングでペニスが挿入できない、つまり「挿入前に萎える」その原因と解決方法についてです。
その前に、挿入前の萎えの原因と解決法を理解していただくために「勃起の大前提」と「勃起に必要な3条件」についてお話ししておきます。
※ 結論だけ知りたい方は、4.から読んでもらっても構いません。4.から読んでみて、もし分かりにくかったら戻って読んでみてください。
2.勃起の大前提
勃起は生理現象なので、必要な条件さえ満たされれば自然に起こります。
自分の意志とは関係ありません。
「勝手に勃起する」とも言えます。
だから、勃起しなくても萎えてしまっても、それは本人のせいではないのですが、自分で立たせている感覚を持っている本人にとっては、パートナーに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいます。
このコラムでは、
① 萎えてしまうのは自分のせいではない
② 勃起に必要な条件さえ満たされれば勃起という生理現象は自然に起こる
③ 勃起に必要な条件を満たすために自分でできることがある
ということをあなたに知ってもらって、「改善のための取り組みを始めよう」と思ってもらえたらいいなと思っています。
3.勃起に必要な3条件
「勃起に必要な3条件」について説明しておきます。(詳しくはこのコラムの最後の参考コラム①:勃起に必要な3条件 を読んでみてください。)
平癒堂鍼灸には、勃起の方程式というものがあります。
院長の平谷が考えました。
勃起=性的興奮×快感
です。
「性的興奮」と「快感」があることで「勃起」という生理現象が起こるという方程式です。
性的興奮がかなり強い場合は刺激が入らなくても勃起することもありますが、原則、刺激は必要と考えてください。
性的興奮と快感は掛け算ですから、性的興奮が強ければ快感が少なくても勃起しますし、逆に性的興奮が強くなくても快感が十分に得られていれば勃起できます。
そして、この方程式が成り立つ前提として「自律神経が十分な副交感神経優位の状態である」ことが必要です。
要は、十分リラックスしている状態にあってはじめて勃起という生理現象が起こるってことです。
十分なリラックスは、スポーツで言うところのホームとアウェイの「ホーム感」で満たされている環境で得られます。
「性的興奮」と「快感」、その前に「自律神経が十分な副交感神経優位」であること。
つまり、「ムラムラ(性的興奮)」「気持ちいい(快感)」「リラックス(副交感神経優位)」が勃起に必要な3条件です。
また、この3つの条件は積み上げ式です。
「リラックス(ホーム感)」した状態で、「ムラムラ(性的興奮)」していて、しかも「気持ちいい(快感)」があってはじめて勃起という生理現象が起こります。
これが、勃起に必要な3条件です。
お待たせしました。
ここから挿入前の萎えについてです。
4.タイプ別挿入前の萎え対策
萎えてしまうタイミングによって分けて考えます。
挿入直前で萎える「さっきまで、ちんこは入るはずだった」タイプ。
キスやハグなどをしているときは大丈夫なのに、いつのまにか萎えている「最初は、ちんこが入るはずだった」タイプ。
セックスにおけるどのタイミングにおいてもペニスがほとんど反応しない「そもそも、ちんこは入らない」タイプ。
この3タイプに分けて説明します。
5.「さっきまで、ちんこは入るはずだった」タイプは脊髄以下の反射で勃起
挿入するまでは勃起しているのに挿入直前に萎えてしまうという「さっきまで、ちんこは入るはずだった」タイプ。
直接的には「刺激の中断」が原因です。
オナニーでは刺激の中断がほぼないのに比べて、実際のセックスでは、コンドームを着けたり、態勢を変えたり、と刺激が中断される場面が少なからずあります。
挿入前だけでなく、その刺激が中断されるタイミングで萎えてしまうのは、快感が少なく、脊髄以下の反射(刺激に対する自律神経反射)に頼った勃起である可能性が高いです。
ただ、脊髄以下の反射(刺激に対する自律神経反射)は良好なので、ペニスに対する刺激さえ続けば勃起は持続できます。
解決方法は、快感が得られていないわけではないので、刺激をじゃんじゃん体に入れて快感が得ることです。弱い快感でも、快感が得られ続ければ勃起は持続します。
例えば、コンドームを着けているときに萎えるなら、「コンドームはパートナーに着けてもらってその間、自分はパートナーの体を触りまくってパートナーの体の感触を味わうことで気持ちよくなる。」
体勢を変えるときに萎えるなら、「ペニスが膣外にあるときは常に自分で刺激するようにする。」などです。
でも、刺激をし続けるってなかなか大変です。
ですから、ED治療薬を使ったことがないという方は、ぜひED治療薬を服用してみてください。
刺激が続きさえすれば勃起が維持できているので、性的興奮は十分あると考えられます。
ED治療薬のすごいところは、性的興奮があれば快感がなくても勃起できるところです。
ですから、挿入直前に萎えてしまうという「さっきまで、ちんこは入るはずだった」タイプならED治療薬が、とりあえずの解決策としての最有力選択肢です。
ただED治療薬を服用して快感のないセックスを繰り返してしまうと、脳はセックスしても十分な報酬=快感を得られないことを学習してしまいます(脳の学習オペラント)。
脳が学習の結果、「セックスしてもメリットがない」と判断すれば、セックスのきっかけである性的興奮が起こりにくくなります。
脳は、「性的に興奮しても十分な報酬が得られないので、性的に興奮することにエネルギーを使っていられない」となるわけです。
性的興奮が起こりにくくなれば、ED治療薬もそれだけ効果を発揮できにくくなります。
ですから、ED治療薬を服用すれば、とりあえずは勃起できますが、性的興奮が起こりにくくなるのを避けるためには、「快感を得やすい脳の使い方」に変えて快感が十分に得られるようにする必要があります。
平癒堂鍼灸では、「快感を得やすい脳の使い方」に変える勃起脳トレ(BK脳トレ)をおこなっています。
あ、それいいかも!と思われた方は平癒堂鍼灸にご相談ください。
6.いつのまにか萎えている「最初は、ちんこが入るはずだった」タイプは快感不足による性的興奮減弱
ハグやキスの時には勃起して挿入可能な硬さなのに、お互いの性器を刺激し合うなど本格的な行為に入ってくると萎えてしまうパターン「最初は、ちんこが入るはずだった」タイプ。
最初はこれから始まることへの期待感もあり、その時点での性的興奮は十分あります。
脳はこれからセックスが始まると予測できますから、脳‐自律神経系のアロスタシスという機能が働いて勃起という生理現象が起こります。
(このコラムの最後の「参考動画①:アロスタシス」で脳‐自律神経系の、前もって準備する機能について詳しく話しています。)
しかし、脳がセックスし始めたなと思っていたところ、途中から十分な快感が得られなくなってくると、脳はセックスが続いているとは思えなくなります。
快感がない=セックスが続いていないということは、勃起を持続させる必要がないと脳は判断してしまい、勃起が続かなくなる。
これも脳‐自律神経系のアロスタシスが機能した結果です。
準備(勃起)したけど必要なくなったので準備(勃起)を止めた、ということです。
快感不足がキッカケとなって、性的興奮が減弱して、萎えてしまうというわけです。
このタイプの場合、キスやハグが終わって性的興奮が減弱してしまってからではED治療薬が効果を発揮できなくなります。性的興奮はED治療薬が効果を発揮するための大前提です。
性的興奮の減弱を回避するには、快感不足を解決する必要があります。
そして、快感不足の原因は、「感覚を味わえていない」ことにあります。
性的に興奮しているときに脳に入力された感覚が脳でスルーされてしまっていることが快感不足の原因です。
(平癒堂鍼灸の快感の定義:性的に興奮しているときに、ある刺激によって生じた感覚のうち、脳内で処理される感覚の量が一定量以上で脳はその刺激によって生じた感覚を快感と認定する。)
「感覚を味わう」ことで快感不足を回避できます。感覚を味わうことで脳が感覚をスルーしてしまうのを防げるからです。
快感不足が起こらなければ、脳はセックスが続いていると判断するので性的興奮は持続します。
快感が十分得られていれば、アロスタシスが機能するので勃起も持続します。
この「感覚を味わう」トレーニングが平癒堂鍼灸で行っている勃起脳トレ(BK脳トレ)です。
勃起脳トレについて詳しく知りたいという方は平癒堂鍼灸にご相談ください。
オナニーの中で「感覚を味わう」トレーニング、「ED改善オナニー」も平癒堂鍼灸では推奨しています。軽症であれば「ED改善オナニー」をするだけでも快感が得られるようになります。「感覚を味わう」トレーニングの一つである「ED改善オナニー」についてもっと知りたいというは平癒堂鍼灸LINE公式アカウントを友だち追加していただいて、チャットで「マニュアル」とメッセージください。「ED改善オナニー完全マニュアル(PDF)」を差し上げます。追加特典として、マニュアルの解説動画と関連資料もプレゼントしています。「解説動画希望」とチャットでメッセージください。PDFをお届けします。
平癒堂鍼灸LINE公式アカウント
7.「そもそも、ちんこは入らない」タイプは、待ったなし!!一刻も早く改善への本格的な取り組みが必要!!
セックスにおけるどのタイミングにおいてもペニスがほとんど反応しない「そもそも、ちんこは入らない」原因は、勃起に必要な3条件のどれもが満たされていないからです。
まず、自律神経の状態が勃起に適した状態になっていません。
そこに、性的興奮が起こっていないので、性的な快感が得られにくい状態です。
加えて、感覚が十分に味わえていないので、性的ではないが心地よい感覚も得られにくいので、感覚キッカケの性的興奮も起こりにくくなっています。
自律神経に揺さぶりを掛けて自律神経の調整能力を鍛えて「自律神経活動の適正化」を図り、性的興奮を起こりやすくするために男性性機能の基礎体力とでも言うべき「テストステロンの分泌量増加」を促し、快感を得やすい脳の使い方に変えてセックスすれば「快感」という報酬が得られるということを脳に学習させる必要があります。
* この状態では、性的興奮が無いのでED治療薬も効果を発揮できません。
でも、まだED治療薬を服用したことのない方は、一度は医療機関でED治療薬を処方してもらってください。「薬に頼るのはどうも…」的な考えや、副反応云々を言っている場合ではありません。
ED治療薬は必ず医療機関で処方してもらってください。
正直なところを言いますと、そのままでは四面楚歌で八方ふさがりと言えます。
ただし、「そのままでは」です。
ですから、一刻も早く改善への本格的な取り組みを始められてください。
ネットでED治療薬以外のED治療法を検索してみてください。
情報が多くて何をしたらいいのか分からないという方は平癒堂鍼灸にご連絡ください。
平癒堂鍼灸がご相談(コンサルティング)を承ります。
参考コラム①:勃起に必要な3条件
https://heiyudou.click/ed-column/5437/ 勃起しろと念じても硬くならない理由 ~ 勃起に必要なのは「リラックス」「ムラムラ」「快感」~
参考動画①:アロスタシス
【勃起110番ライブ】性的興奮の正体はアロスタシス!? ~脳の予測が自律神経をドライブさせる~
#ちんこが入らない #挿入前の萎え #コンドームED
ED(勃起不全)でお悩みの方、男性性機能の充実をお望みの方、妊活中の方(男性女性とも)はご相談ください。
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平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail :shinq.th@gmail.com