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「挿入前に萎える」「中折れ」「オナニーなら大丈夫」 ~ 勃起の三大お悩み2024年版 ~

1. 勃起の三大お悩み

2024年版、勃起のお悩み大予測です。

実は、2024年に限らず、毎年というか、いつでも勃起のお悩みとしてトップレベルの相談件数を誇ってしまっている症状が3つあります。

それが、「挿入前に萎えてしまう」、「中折れする(挿入後の萎え)」、「オナニーなら大丈夫」です。

詳しく見ていきましょう。

2. 挿入前に萎えてしまって挿入できない

挿入前に萎えるといっても、挿入前の段階になって急に萎えるわけではありません。

多くの場合、パートナーと抱き合う瞬間には、もうすでに勃起していて、セックスの序盤でもあるキスの時には、もうカチカチの状態(EHSでグレード4、リンゴのイメージ)。(https://heiyudou.click/ed-column/2158/

パートナーを気持ちよくさせようと、事前に仕入れたセクテク情報を駆使して、「パートナーの体のどこを、どういう風に、どういう順番で刺激して…」と、一生懸命やっていると、その甲斐あって、

「パートナーに気持ちよくなってもらえたようだし、受け入れ状態も整ったようだから…」

「じゃあ、今から(挿入を)…」

「あれっ!?うまく入らないな?」

「あれっ!?おかしいな?なんでだろ?」

と必死に挿入を試みるも、ペニスは更に軟らかく、小さくなっていく…

仕方なく、また手と口で一生懸命パートナーの体のどこをどういう風にどういう順番で…

というのが典型的なパターンです。

挿入前にパートナーの協力が得られる場合は、何らかの方法で挿入前にペニスを刺激してもらって勃起を再度完成させて挿入できることもあります。

ですが、多くの方の場合、一旦萎えてしまうと、その後復活しにくいことが多いようです。

いわゆる前戯中に萎えてしまっているということは、前戯中に自分の快感が得られていないということになります。

快感が得られていないと、性的興奮も次第に落ちてきます。

「快感がない」、「性的興奮もない」、では勃起のしようがありません。

3.中折れする(挿入した後、射精するまでに萎えてしまう)

挿入するまでは勃起しているけれども、挿入後に萎える、いわゆる「中折れ」。

挿入するまでは何の問題もなく勃起しているのに、挿入してから射精するまでに萎えてしまう。

中折れの症状がある方の典型的なセリフが、

「知らない間に冷めてきて…」

「気が付いたら冷静になっていて…」

「なぜか抜けてしまって、見たら萎えてて…」

いずれも、性的興奮が少なくなっている自覚があるのが共通点です。

体感的に、性的興奮が落ちてくるのを自覚している場合が多いようですが、性的興奮が落ちてくるのは十分な快感が得られていないことが原因だと考えられます。

なぜなら、挿入後のペニスの感覚によって快感が得られていないケースがほとんどだからです。

4.オナニーなら大丈夫だけれどセックスで勃起が維持できない

「オナニーの時は勃起もするし射精もできるんですけど…」

と、おっしゃる方は多いです。

オナニーとセックスで決定的に違うことは、「刺激の中断があるのか?ないか?」ということです。

オナニーでは刺激が中断されることがあまりありません。

刺激が中断しても、その時間はごく限られた短い時間です。

しかし、セックスでは刺激が中断されることが、しばしばあります。

しかも、刺激が中断される時間がオナニーの時よりは長くなりがちです。

挿入前にパートナーの体を刺激している、いわゆる前戯のときや、挿入前にコンドームを装着するとき、挿入後に体位を替えるとき、などです。

刺激が中断されて萎えてしまうのは、脊髄以下の反射によって勃起していることを示しています。

勃起中枢は、脳の「視床下部」と「仙髄(脊髄の下の方)」の2つに分かれています。

勃起が安定するには、この2つの勃起中枢が連携し合うことが条件となります。

そして、この2つの勃起中枢が連携するには「快感」が必要不可欠です。

オナニーでは刺激が中断されることがほぼないので、脊髄以下の反射だけで勃起も射精もできます。

しかし、セックスにおいては刺激が中断されることはしょっちゅうですし、中断される時間も長くなるので、十分な快感が得られていないと、2つに分かれた勃起中枢の連携が取れないので、結果、萎えてしまうというわけです。

5.快感がないことが三大お悩みに共通する原因

もうお気づきだと思います。

そうです。

いずれのお悩みにも共通するのが「快感」が不足していることなのです。

本来は、脳と脊髄の二カ所に分かれた勃起中枢が「快感」によって連携されて勃起が完成します。

勃起中枢の連携に必須の「快感」が、どのお悩みにも不足しているというわけです。

6.快感を得るにはどうすればいいのか?

まず、平癒堂鍼灸の快感の定義です。

性的に興奮しているときに、ある刺激によって感覚が生じたとします。

その刺激によって生じた感覚の量が一定量以上であると、脳は、その刺激によって生じた感覚に対してその感覚が快感である(=気持ちいい)と判断します。

快感が不足しているとは、自分の体に生じた感覚が脳で情報処理されていないということです。(平癒堂鍼灸的な脳生理学的な解釈です。)

自分の体に生じた感覚が脳で情報処理されていない(=快感を得られていない)原因は、

「刺激によって生じた感覚を情報処理する脳のワーキングメモリが足りていない(よけいなことを考えている)」

「脳が刺激によって生じた感覚を、その時に重要な情報として捉えていないのでスルーしてしまう(気持ちいいセックスやオナニーの経験が少ない)」

「そもそも感覚がよく分かっていない(特にペニスの感覚)」

などです。

では次に、「自分の体に生じた感覚を脳内で情報処理させて快感を得るにはどうすればいいか?」ということになってきます。

一言で言うと「感覚を味わう」ことです。

「感覚を味わうこと」ができれば、その感覚を脳内に引きとどめて、その感覚を脳内で情報処理させ、同時に考えが浮かんでくるのを防ぐことで快感が得られます。

7.「考える」を無くして「感覚を味わう」ことで快感を得る

よけいなことを考えてしまうパターンにおいて一番多いのが、セックスをする前の「今日は大丈夫かな?…」という心配や不安です。

そして、一旦、勃起してからの「今日は、これ最後まで持つかな?…」という心配や不安も脳のワーキングメモリを消費してしまいます。

その結果、自分の感覚情報を処理するメモリが不足してしまって快感が得られないというわけです。

仕事が忙しくて四六時中仕事のことを考えている人、気が付けば仕事のことを考えている人も、その仕事のことで脳のワーキングメモリを消費してしまっています。

心配,不安,仕事のことは自然に思い浮かんできます。

考えないようにしようとしてもそれは無理です。

自然に思い浮かんできます。

だから、積極的に「感覚を味わう」というトレーニングが必要なのです。

「感覚を味わう」ことで脳のメモリを使って、逆に「考える・心配する」のに使うメモリを少なくしてしまう(=考えられなくなる・心配できなくなる)という理屈です。

8.感覚がスルーされないように「感覚を味わう」ことで快感を得る

脳が感覚をスルーしてしまうのは、スルーしてしまう感覚を脳が今重要ではない感覚であると判断しているからです。

セックスしているにもかかわらず、今、ペニスの感覚が重要だとは脳は思っていないということです。

だから、脳がセックスのときにスルーしようとしている感覚を脳内に引きとどめておく必要があります。

「脳内に感覚を引きとどめておく」。

それが「感覚を味わう」ということです。

感覚を味わうトレーニングをすることで、その感覚が脳でスルーされずに脳内に引きとどめられて、脳内で情報処理される。=快感が得られる。という筋書きです。

9.日常生活であまり使うことのない感覚も「感覚を味わう」ことで快感が得られるようになる

毎日オナニーする人ですら、ペニスの感覚を使う時間は一日の内で数分~10数分でしょう(私の推測です)。

ペニスの皮膚の感覚を得るには、ペニスがそれなりに勃起することが必要です。

勃起して、ペニスの皮膚にある程度テンションが掛かって、そこではじめてペニスの感覚が得られるからです。

24時間の内、ペニスの感覚を使う時間がそんなに少なくて、ペニスの感覚がよく分かるようになると思いますか?

だから、わざわざペニスの感覚を味わうトレーニングをすることで、ペニスの感覚が脳内で情報処理されるように仕向けていくわけです。

普段使うことの少ないペニスの感覚が分かるようになる=ペニスの感覚が脳内で処理される=快感が得られる=勃起する という流れです。

10.感覚を味わうトレーニングが平癒堂鍼灸のBK脳トレ(旧ED改善脳トレ)

平癒堂鍼灸が推奨している「感覚を味わい快感を得やすくするトレーニング」である「BK脳トレ(ED改善脳トレ)」は基本的には四段階になっています。

スクイーズ(ポリウレタンでできた子どものおもちゃ)で、手の感覚を味わうトレーニングをし、腕をスリスリをさすって、自分が注意を向ける先をコントロールしつつ、脳の学習レスポンデントを利用した快感面積拡大トレーニングで、ペニスの気持ちいい部分を増やすトレーニングをコツコツと積み上げ、前戯の時に自分が使っているペニス以外の体の部分に生じる感覚で快感を得るトレーニングもしていくことで、セックスのどの局面においても快感が得られるようになっていきます。

トレーニングの詳細に関しては、平癒堂鍼灸のYouTubeチャンネルの「脳トレ動画の再生リスト」をご視聴下さい。

ED改善脳トレの再生リストにリンク

11.勃起しやすい体作りがベースにあってこそのBK脳トレ

じゃあ、快感がありさえすれば勃起するのかというと、そういうわけではありません。

勃起に必要な条件の内で勃起の三大お悩みに共通するのが「快感が不足していること」というだけで快感さえあれば勃起するわけではないのです。

性機能に振り分けられるエネルギーは、余剰エネルギーです。

なぜなら、生物一般は省エネ指向だからです。

生物は皆、普段のエネルギー消費を最小限にとどめることで生き残る確率を高めようとしてきました。

ヒトもまた同じです。

いつ食事にありつけるのかが分からない狩猟生活が数百万年続いた人類のサバイバル戦略が、エネルギー消費を最小限にとどめることなわけです。

狩猟生活が圧倒的に長い人類が、その狩猟生活に適応した結果、日常的にエネルギー消費を最小限にとどめるようになったわけです。

性機能は次世代に自分の遺伝子を残すために非常に重要な機能ですが、日常的には使わない機能です。

健康というベースなしには、生き残るプラスαである性機能の充実はありえないというわけです。

いつ食事にありつけるか分からない生活をしながらも健康を維持し、生殖機能を維持することができた個体だけが子孫を残すことができたとも言い換えられます。

ですから、性機能の充実の前に健康であることが必須です。

さらに、生き残って子孫を残すためには、健康であるだけでは不十分です。

子孫を残すことができるということは、男性性機能自体はいつでも使える状態にあるということです。

要は、勃起するには健康なだけでなく、プラスαとなる「勃起しやすい体作り」が必要不可欠ということになります。

「勃起しやすい体」とは、「適正な自律神経の活動が起こる体、つまり刺激に反応しやすい体」で、「骨盤内の血流が豊富で骨盤内にある男性生殖器の機能が十分に発揮できる体」です。

平癒堂鍼灸では、「鍼とフィジカル系のセルフトレーニングによって勃起しやすい体作り」を実現させています。

勃起しやすい体作りに関するお悩み自体はあまり聞くことがありませんが、三大お悩みを解決させる「感覚を味わう」という脳トレ(=脳の使い方)同様に、「勃起しやすい体作り」も、EDを卒業するには必須となります。

いや、むしろ、「勃起しやすい体作り」がなければ、感覚を味わえて快感が得られたとしても勃起はできないと言えます。

言い切れます。

勃起しやすい脳の使い方であるBK脳トレ(旧ED改善脳トレ)だけでなく、「勃起しやすい体作り」に興味のある方も平癒堂鍼灸にご相談ください。

ED(勃起不全)でお悩みの方、男性性機能の充実をお望みの方、妊活中の方(男性女性とも)はご相談ください。

相談無料です。

平癒堂鍼灸の鍼は恥ずかしい思いをすることなく受けられます。

トリガーポイントアプローチと自律神経矯正鍼(じりつしんけいきょうせいしん)であなたの人生を楽しくする。

新大阪でED治療をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。

平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail :shinq.th@gmail.com