1. コンドーム関連のEDはどの年代でも起こりうる
2. 挿入前と挿入後では異なるコンドームEDの対処法
3. 挿入前のコンドームEDの原因は「刺激の中断」
4. 刺激の中断=快感が途切れる
5. 刺激を中断させないことが挿入前コンドームEDの対処法
6. 刺激を中断させないようにしても萎えるのは脳の性的興奮不足
7. 快感が十分得られるようになれば脳の興奮は高まりやすくなる
8. 勃起脳トレだけが挿入前コンドームEDの解決法ではない
9. 挿入後コンドームEDの原因はペニスの感覚不足
10. 挿入後コンドームEDの対処法はコンドームの種類を変えてみること
11. コンドームの種類を変えても中折れするのは快感面積の矮小化が原因
12. 快感面積とは「気持ちいいところ」の面積
13. 「気持ちいいところ」の面積を増やすことがコンドームを着けてからの中折れを防ぐ
14. 勃起脳トレの効果を最大化する自律神経活動の適正化
15. コンドームを着けるとイキにくくなるのも快感不足が原因
16. パートナーとの密着度を上げるとイキやすくなる!?
目次
- 1. コンドーム関連のEDはどの年代でも起こりうる
- 2.挿入前と挿入後では異なるコンドームEDの対処法
- 3.挿入前のコンドームEDの原因は「刺激の中断」
- 4.刺激の中断=快感が途切れる
- 5.刺激を中断させないことが挿入前コンドームEDの対処法
- 6.刺激を中断させないようにしても萎えるのは脳の性的興奮不足
- 7.快感が十分得られるようになれば脳の興奮は高まりやすくなる
- 8.勃起脳トレだけが挿入前コンドームEDの解決法ではない
- 9.挿入後コンドームEDの原因はペニスの感覚不足
- 10.挿入後コンドームEDの対処法はコンドームの種類を変えてみること
- 11.コンドームの種類を変えても中折れするのは快感面積の矮小化が原因
- 12. 快感面積とは「気持ちいいところ」の面積
- 13.「気持ちいいところ」の面積を増やすことがコンドームを着けてからの中折れを防ぐ
- 14.勃起脳トレの効果を最大化する自律神経活動の適正化
- 15.コンドームを着けるとイキにくくなるのも快感不足が原因
- 16.パートナーとの密着度を上げるとイキやすくなる!?
1. コンドーム関連のEDはどの年代でも起こりうる
「コンドームを着けようとしたら萎える」
「コンドームを着けているときに萎える」
「コンドームを着けて挿入したときに中折れする」
「コンドームを着けても萎えはしないがイキにくくなる」
最後のは厳密にはEDではないですが、どれかを経験したことはあるんじゃないでしょうか?
今回は、コンドーム関連のED(勃起不全)のお話です。
コンドームにまつわるEDを全て「コンドームED」と言ってしまうのはちょっと強引なんですが、
コンドームが絡んだEDのご相談は、どの年代に限らず多いご相談内容です。
2.挿入前と挿入後では異なるコンドームEDの対処法
コンドームEDの対処法についてお話しするのですが、どのタイミングで萎えるかによって対処法が異なります。
なぜなら、萎えるタイミングによって萎える原因が異なるからです。
コンドームを着けようとしたら、あるいはコンドームを着けているときに萎える
「挿入前コンドームED」
コンドームを着けるときは大丈夫だけれども、コンドームを着けて挿入してから萎えてしまう、つまりコンドームを着けると中折れしてしまう
「挿入後コンドームED」
挿入前と挿入後に分けてコンドームEDの対処法について解説していきます。
3.挿入前のコンドームEDの原因は「刺激の中断」
挿入前にコンドームを着けようとしたら萎えてしまう、あるいは着けているときに萎える場合です。
若干タイミングが異なる感じですが、萎える原因が同じなので一緒に説明します。
挿入前コンドームEDの方のほとんどが、コンドームを着ける直前までにしていた行為を、一旦中断してコンドームを装着しているようです。
ですから、コンドームを装着している間は、ペニスに対する刺激もないですし、パートナーの体を愛撫している自分の手,指,口の感覚もありません。
つまり、全ての性的な刺激の中断が起こっています。
4.刺激の中断=快感が途切れる
コンドームを着けようとする・着けているときには刺激が中断されています。
刺激が中断されているので、快感がリアルタイムで発生していません。
刺激が中断されてしまった結果、快感が途切れてしまうので、それまで勃起していたのに萎えてしまったわけですから、萎えてしまう原因は快感不足にあります。
ですから、挿入前コンドームEDを解決するには「快感不足の解消」が必要です。
(ちなみに、「コンドームを着ける着けないにかかわらず挿入前に萎えてしまう場合」は、コチラの記事を参考にしてください。)
5.刺激を中断させないことが挿入前コンドームEDの対処法
快感不足は刺激が中断されたために起こったわけですから、「刺激を中断させないこと」が、挿入前コンドームEDの対処方法です。
具体的対処法1:「自分でコンドームを着けながらパートナーにペニス以外の部分を刺激し続けてもらう」
具体的対処法2:「パートナーにコンドームを着けてもらって、着けてもらっている間もパートナーの体を触さわる」
になります。
「コンドーム装着時は常に自分の体に入る刺激を中断させないようにする≒快感を途切れさせない」ことが重要です。
6.刺激を中断させないようにしても萎えるのは脳の性的興奮不足
もし、コンドーム装着時に刺激を中断させないようにしても、萎えてしまってコンドームが着けられないという場合は、脳の性的興奮も不足している可能性が高いです。
ただ、脳の性的興奮を短期間で一気に上げるというのは非常に難しいです。
なぜなら、脳が「セックスやオナニーをすれば快感という報酬が得られる」という学習をする必要があるからです(脳の学習オペラント)。
ある経験が繰り返されなければ、その学習は起こりません。
脳の興奮と快感が強く紐づいたセックスやオナニーを繰り返し経験できれば、中長期的(個人差がありますが少なくとも2カ月以上)には、脳の性的興奮は高まりやすくなります。
「1回1回のセックスやオナニーで十分な快感が得られるようにすること」が脳の興奮を高めることにつながります。
7.快感が十分得られるようになれば脳の興奮は高まりやすくなる
ですから、脳の興奮が自覚しにくい、脳の興奮が高まってこない場合、まずは、十分快感のあるセックスやオナニーができるようになることが必要です。
十分快感のあるオナニーやセックスができるようになるために平癒堂鍼灸では「勃起脳トレ」をおこなっています。
勃起脳トレに興味がある方は平癒堂鍼灸にご相談ください。
8.勃起脳トレだけが挿入前コンドームEDの解決法ではない
しかし、脳トレだけが挿入前コンドームEDの解決方法というわけではありません。
勃起は自律神経の反射を介した生理現象です。
ですから、脳の性的興奮という脳の活動に頼らずに、勃起という自律神経の反射を介した生理現象を起こりやすくするという方法もあります。
「自律神経の活動正常化」による勃起の質の向上ということです。
自律神経へのアプローチが得意なのが「鍼」です。
「鍼による自律神経の活動正常化によって勃起の質を変えたい」と思われた方は平癒堂鍼灸にご相談ください。
平癒堂鍼灸の鍼は、強制的に副交感神経優位(いわゆるリラックスした状態)に誘導することによって、一日の内で交感神経優位の時間が長過ぎる方の自律神経活動を、交感神経と副交感神経の活動がダイナミックに上下動するメリハリの効いた自律神経活動に近付くよう促し、その時々に応じた体のモードに切り替わりやすくしていきます。
「仕事・攻撃モード(=交感神経優位)」と「リラックス・回復モード(=副交感神経優位)」の切り替わりがスムーズに起こるようにしていくということです。
9.挿入後コンドームEDの原因はペニスの感覚不足
「生だと大丈夫なんだけど、コンドームを着けて挿入すると中折れしてしまう」という方は非常に多いと思います。
コンドームを装着することで、ペニスの感覚が分かりにくくなって、挿入後のペニスの感覚が取れないので、
「挿入してピストン運動はしているが、勃起しているのかどうかが分かりにくい」
という感覚を持つ方が結構おられます。
またその場合、
「体位を替えようとしたら抜けてしまって、見ると萎えてしまっていた」
というケースが多いようです。
10.挿入後コンドームEDの対処法はコンドームの種類を変えてみること
コンドームによって感覚が鈍くなっているわけですから、対処法は、ペニスの感覚を鋭くするのが対処法です。
とりあえずの対処法は「コンドームの種類を変える」ことです。
具体的対処法1:なるべく薄いコンドームを使うこと
薄さと丈夫さは反比例しますのでセックスの仕方にも工夫が必要な場合があります。
あんまり激しいことはしないでねってことです。
具体的対処法2:コンドーム自体の素材を変えて感覚を取りやすくする
「温かい」という感覚は快感に欠かせないことがほとんどなので、ラテックス製ではない熱伝導に優れたポリウレタン製のコンドームを使うという方法もあります。
素材的にはイソプレンラバーという手もあります。柔らかさに特徴があります。
コンドームの種類を変えて、ペニスの感覚が取りやすくすることが挿入後コンドームEDの対処法です。
私はコンドームのプロではないので、コンドームに関してはご自身で調べられてください。(と言いつつなんですが、ちなみに女性用のコンドームというのもあります。とにかく調べてみてください。)
11.コンドームの種類を変えても中折れするのは快感面積の矮小化が原因
コンドームの種類を変えても挿入後に萎える(中折れする)場合は、「快感面積」が小さすぎること(快感面積の矮小化)が原因の可能性が高いです。
ここで言う「快感面積」とは、平癒堂鍼灸独自の概念で、いわゆる「気持ちいいところ」です。
快感面積の矮小化(わいしょうか)とは、「気持ちいいところの面積が小さい」、「気持ちいいところの数が少ない」状態になってしまっているということです。
挿入してからのことなので、特に重要なのはペニスの「気持ちいいところ」の面積です。
12. 快感面積とは「気持ちいいところ」の面積
誰しも、自分のペニスで「ここを刺激されると気持ちがいい」という部分があると思います。
「気持ちいいところ」とはそういう部分のことです。
(どこが気持ちいいか分からないという方は、まず気持ちいい部分がどこかを探す必要があります。勃起脳トレが助けになります。勃起脳トレに興味がある方は平癒堂鍼灸にご相談ください。)
「気持ちいいところ」とは、「刺激によって快感が得られる部分=感覚が味わえている部分」とイメージしてください。
今、ペニスのある部分に刺激が入っているとします。
そして、ペニスのその部分に刺激が入っているのは分かるが、それによって快感が得られていないのであれば、そこは「気持ちいいところ」ではありません。(なんか当たり前のことを言っている感じですが確認です。笑)
刺激が入っているのは分かるが快感が得られていない理由は、「その刺激が入っているところの感覚を味わえていないから」だと私は考えています。
刺激されたら感覚はあるけれども、刺激されても気持ちよくはないので「感覚が味わえていない」というイメージです。
「感覚が味わえていない」のは「感覚が脳にきちんと届いていない」からだと私は説明しています。
実際、生理学的には「感覚を脳がスルーしてしまっている」状態だと私は考えています。
快感は脳の認識で、「脳が快感を認識するには、脳が性的に興奮しているときに入ってくる皮膚感覚の量が一定量以上必要」です。(平癒堂鍼灸仮説による)
平癒堂鍼灸仮説に関しては、EDコラム「中折れ防止の裏技」の、「③ 裏技がなぜ有効なのか?の前に」(平癒堂鍼灸仮説:勃起の方程式と快感の認識)をご覧ください。
ペニスの皮膚感覚が脳に入ってきていても、
その感覚情報を脳が処理せずスルーしてしまっているのであれば、
脳に入ってきた皮膚感覚全体の内で、実際に脳で情報処理されている皮膚感覚は少ないことになります。
しかし、それでは快感の認識に必要な皮膚感覚の量が足りないことになります。つまり快感が得られない。だから中折れする。
と、私は考えています。
13.「気持ちいいところ」の面積を増やすことがコンドームを着けてからの中折れを防ぐ
ですから、脳が感覚をスルーすることなく、その「感覚が味わえているところ」=「気持ちいいところ」=快感面積 を増やすことが、快感を得やすくすることにつながります。
快感が十分得られていれ勃起が続く(中折れしない)ようになります。(実際、平癒堂鍼灸のクライアントがこの仮説に基づいて作られたトレーニングをすることで快感が得られるようになっていますから快感面積に関しては仮説ではありますがほぼ正しいと結論しています。)
「快感面積の拡大」がコンドームを着けると中折れする場合の解決方法です。
言い換えると、
ペニスのここが気持ちいいという「気持ちいいところ」が少なくて、「気持ちよくはないところ」が多いと、
挿入してピストン運動をしても、「気持ちいいところ」に入る刺激よりも、「気持ちよくはないところ」に入る刺激の方が多いので、
結果として「気持ちいいが少ない=快感が少ない」ことになるので中折れしてしまう。
だから、ペニスのここが気持ちいいという「気持ちいいところ」の部分の面積を増やせば、快感が多くなるので中折れしなくなる。という理屈です。
ペニスのここが気持ちいいという「気持ちいいところ」の部分の面積を増やすのが「勃起脳トレ」です。
勃起脳トレは、脳の学習(レスポンデント)を利用した脳の使い方のトレーニングです。
脳の学習なので繰り返す必要がありますから、すぐに効果が実感できる方法ではありませんが、挿入後コンドームEDで、コンドームの種類を変えるぐらいでは中折れが解決しないという方には必要なトレーニングです。
勃起脳トレに興味がある方は平癒堂鍼灸にご相談ください。
14.勃起脳トレの効果を最大化する自律神経活動の適正化
そして、この勃起脳トレの効果を最大限に引き上げる方法があります。
それは、自律神経活動の適正化です。
勃起は自律神経の反射を介した生理現象です。
基本的に、勃起をコントロールしているのは自律神経なので、勃起の質を向上させるには自律神経の働きをよくすることが必須です。
勃起の質の向上には、「自律神経活動の適正化」が欠かせないのです。
勃起脳トレに、「勃起をコントロールしている自律神経活動の適正化」が加われば、さらなる勃起の質の向上が期待できます。
勃起脳トレのパフォーマンスを最大化させるための「自律神経の活動適正化」を目指すなら「鍼」をお勧めします。
平癒堂鍼灸はそもそも鍼灸院です。笑
勃起脳トレの効果を最大化する「自律神経活動の適正化のための鍼」にご興味おありの方は平癒堂鍼灸にご相談ください。
15.コンドームを着けるとイキにくくなるのも快感不足が原因
最後に、「コンドームを着けると萎えはしないがイキにくくなる(射精しにくくなる)」場合の解決方法です。
コンドームEDではないですがコンドームに関係する男性のお悩みということでお話しします。
挿入後に中折れはしていない(萎えていない)のですが、快感不足という意味ではコンドームを着けると中折れする場合と同じです。
ただし、中折れする場合よりも軽症ですから、快感面積を拡大しなくてもイキにくい(=射精しにくい)のは解決できるかもしれません。
16.パートナーとの密着度を上げるとイキやすくなる!?
挿入後、パートナーとの皮膚の接触面積を増やすことを意識してください。
具体的には、体位を工夫してパートナーとの密着度を上げるということです。
平癒堂鍼灸仮説によると、快感の認識には「皮膚感覚の量が一定量以上必要」でその部分は問いません。
挿入後なのでペニスの感覚が一番重要ですが、ペニス以外の皮膚感覚が脳に入力されることも快感の認識にはプラスに働きます。
なぜ射精するにも快感を増やすことが重要なのか?を説明して終わります。
「射精」は交感神経の反射によるものです。(射精の前の射出という生理現象も交感神経の働き)
だから射精前には交感神経の活動が高まっていく必要があります。
そして、実は「快感が交感神経の活動レベルを上げます。(と私は考えています。まあ、どう考えても射精直前って普通に興奮してますよね。)
つまり、快感が十分に得られていないと、射精を起こさせる交感神経の活動が高くならないので射精しにくくなるということです。
射精は快感によって導かれるということです。
だから、中折れはしないけどイキにくくなるのは結局、快感不足が原因なのです。
だけど、中折れするほど快感不足が重症ではないので、パートナーとの肌の密着度を上げて、ペニス以外の皮膚感覚もプラスすればイキやすくなるということです。
コンドームを着けると中折れはしないけどイキにくくなるという方は、是非「体位を工夫してパートナーとの密着度を上げる」という方法を試してみてください。
ED(勃起不全)でお悩みの方、男性性機能の充実をお望みの方、妊活中の方(男性女性とも)はご相談ください。
相談無料です。
平癒堂鍼灸の鍼は恥ずかしい思いをすることなく受けられます。
トリガーポイントアプローチと自律神経矯正鍼(じりつしんけいきょうせいしん)であなたの人生を楽しくする。
新大阪でED治療をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。
平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com