こんにちは、ハイブリッド鍼灸師の平谷です。
カフェイン・イージーチェック
あなたは下のどれかにあてはまりますか?
コーヒーを毎日飲む。
コーヒーは飲まないがお茶は飲む。
ミルクティーが好きだ。
コーラが好きだ。
エナジードリンクをよく飲む。
どれかにあてはまる方は、おそらく普段の生活の中でカフェインを取られているかただと思います。
うれしいお知らせです。
量にもよりますがカフェインの摂取はEDのリスクが低くなります。
ですから、上に挙げたコーヒー,ミルクティー,コーラ,エナジードリンク以外にもカフェインを含んだものを取ることでEDのリスクは低くなります。
カフェイン摂取のED(勃起不全)に対する効果
“アメリカ人男性のカフェイン摂取による勃起不全に対する役割”というアメリカの2015年発表の論文で、PLOS ONE(プロス・ワン)という科学雑誌で発表されたものです。
なお、本になったデータは、NHANES(米国国民健康栄養調査)の2001年~2004年のもので3724人が対象です。
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0123547
結論で、
カフェインを摂取している男性、特に毎日2~3杯のコーヒー(約170~375mg/日)でEDを報告する可能性は低いことが分かった。
としています。
1日にカフェイン85~170mgを摂取している人は、カフェインをまったく摂取していない人よりED(勃起不全)になるリスクが42%低かった。
なお、1日のカフェイン摂取量が、8~84mgで33%,171~303mgで39%,304~700mgで31%のリスク低減があったとしています。
カフェイン摂取がEDのリスクを減らすのは条件付
この研究では、EDの合併症とカフェイン摂取の相関関係も報告されています。
肥満グループと正常体重グループとの比較
肥満(BMI≧30)のグループは、肥満でないグループよりもカフェイン摂取の効果が高いという結果が出ています。
*BMI:肥満の目安で、【体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))】で表されます。
高血圧グループと正常血圧グループとの比較
高血圧(収縮期/拡張期血圧が140/90mmHg≧)のグループも、高血圧でないグループよりカフェイン摂取のEDリスク低減が見られます。
ですが、
糖尿病の場合、
糖尿病でないグループに比べてカフェイン摂取によるEDのリスクがむしろ高い結果となっています。
「糖尿病はEDの最も強い危険因子で治療するのが最も困難な病状の一つだ。」とする他の論文も加えて根拠にし、糖尿病性のEDのリスクの高さを説いています。
糖尿病の場合は、カフェイン摂取はEDに対して効果がないか余計に悪いということです。
実際にどれぐらい飲めばいいか?
この論文では、コーヒーなら1日2~3杯(約170~375mg)としています。
(これは、あくまでEDのリスク低減を目的とした時の量です。)
個人差もありそうですから、これだけ飲めば間違いなしという量は、はっきりとは言えません。
私の考えですが、胃痛などの消化器症状、不眠、不安を誘発するような量にならなければ、カフェインのEDに対する恩恵を受けられるのではないでしょうか?
エスプレッソなら2杯、日本の缶コーヒーなら2本、意外にもミルクティーのペットボトルのもので1本でも良さそうなものもあります。
飲料の表示を見てカフェインを取り過ぎないようにして下さい。
適量は、約170~375mg/日です。
ちなみに、国立健康・栄養研究所の「健康食品の安全性・有効性情報」(http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail36.html)によると、
コーヒーとの同時摂取で亜鉛の吸収率が50%近くまで阻害されるおそれがある
とのことです。
精力剤としてよく亜鉛の名前が挙げられていますので亜鉛のサプリメントを摂られている方も多いと思います。
少なくとも、亜鉛のサプリメントをコーヒーで飲むのはよくなさそうですね。
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平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com