こんにちは、ハイブリッド鍼灸師の平谷です。
相談に来られたこの方、結局、施術を受けられることになりました。
お尻が硬いと勃起の硬さは?
鍼は初めてではないとのことですが、もう何年も前でいつだったかも思い出せないぐらい前だそうです。
まず、腰,お尻の硬さを手技をおこないながら確認します。
お尻が硬いです。
正確に言うとお尻の筋肉が硬くなっています。
「お尻の筋肉が硬い人って前立腺のトラブルありそうやなあ...。」
10年ほど前に、ふと、そう思ったことが全ての始まりでした。
お尻の筋肉をやわらかくして骨盤内臓器の血流をよくしたら、骨盤内臓器の症状が改善できるという考えは、この10年ほど前の、なんとなくのひらめきからでした。
すみません、ちょっとタイムスリップしてました。w
お尻が硬いのは筋肉に勝手に力が入っている状態
お尻の筋肉が硬いといっても、やわらかかった筋肉が硬い別のものに変わってしまったわけではありません。
力が入っていない筋肉は本来やわらかいものです。
それが中枢神経からの命令や反射で収縮してはじめて硬くなるのです。
力こぶを作る前の二の腕の筋肉はやわらかく、力を入れて「グッ」と力を入れたときに硬くなるのと同じです。
つまり、お尻の筋肉が硬いのは、力を入れる必要がないのに勝手に力が入ってしまっている状態なのです。
この勝手に力が入っている筋肉から力が抜ける刺激を与えるのがトリガーポイントアプローチです。
勝手に入ってしまった力を抜くトリガーポイントアプローチ
力が抜けてやわらかくなった筋肉は血液循環のポンプの役割を存分に果たし、その筋肉近くの内臓の血液循環も良くなります。
結果、内臓は本来の機能を取り戻します。
機能低下した内臓の機能向上は、このようなメカニズムで起こると私は考えています。
硬くなったお尻の筋肉に鍼を打ちます。
今回お尻にする鍼は、鍼の直径が0.25mm,長さが6cm、われわれ鍼灸師が二寸五番(にすんごばん)と呼ぶ鍼です。
鍼は別に痛いわけじゃありませんが、悪くなった筋肉の筋膜(筋肉は筋膜に包まれていて、筋膜によっていくつものかたまりに分かれています)に到達したときに「ズーン」という響きがあります。この感覚は、ふだん日常生活の中で味わうような感覚ではありません。ですから、この感覚には好き嫌いや感じ方の違いがあるようです。
鍼がお好きな「鍼喰い(はりくい)」と呼ばれるような方は、この感覚が大好きのようです。手では触れないところを触られてる感じがして気持ちいいそうです。かゆいところにやっと手が届いて、掻いてもらっているときの感じとよく似ていて、体の奥の方にある押して欲しい(刺激が欲しい)ところを押してもらっている感覚なんだそうです。
この二寸五番の鍼を、左右のお尻に10本ずつ打ちました。
この方は、「ズーン」は初めての感覚だそうで、少し緊張されてました。
鍼には様々な打ち方(方法)があり、響かない鍼、わざと響かせない鍼もあります。
この鍼をそのままにして、そこに電気を流します。
電気を流すといってもビリビリするわけではありません。
おっと、話が長くなりました。
つづきは、また次回...
EDでお悩みの方、男性機能の充実をお望みの方、妊活中の方(男女とも)は一度ご相談ください。
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ハイブリッド鍼灸師 平谷 透は、新大阪に施術所を構えています。
平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com