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EDを精神的な問題として解決するツラさ ~EDを生理学的な問題として解決する方法~

自分は健康であって体には問題がないと思っている方は大抵、「体には問題がないから自分は心因性のEDだ」という判断をします。

勃起の状態が原因でセックスがうまくいかなかった経験を何度かすると、セックスする前に不安になったり、プレッシャーを感じて、そのことで勃起できないと感じてしまうのは自然なことです。

「今日大丈夫かなあ?」

「最後までいけるかなあ?」

と思ってしまうことは非常に多くの方が経験されています。

心因性EDという診断が出た方、自分で調べてみて心因性EDだと判断されている方のほとんどが、このように「不安やプレッシャーのせいで勃起できない」と感じています。

ですが、不安やプレッシャーそのものを感じないようにしようと思っても、精神的な問題なのだからという理由で、自分の気持ちの持ちようで、その不安やプレッシャーを何とかしようとしても、何ともなりません。

ほぼ不可能です。

それはツラすぎるというものです。

精神医学や心理学の専門家の手も借りず、EDを「心因性=精神的な問題」と捉えて、精神的なこととして、気持ちの上で解決しようとするのは非常に困難です。

心因性ED(自己判断の心因性EDも含めて)に関しては、実際に精神的な問題が生じていても、それはその方の経験の結果生じたものです。

ですから、精神的な問題が生じる原因となった経験を繰り返さないようにしつつ、新しい経験を積み重ねれば、その精神的な問題は生じにくくなるはずです。

そしてその「新しい経験を積み重ねて精神的な問題を生じにくくする」ことが、精神医学・心理学と関係なく、生理学的なアプローチによって可能であるとすればどうでしょう?

その方法を知りたくはありませんか?

平癒堂鍼灸では生理学的なアプローチによって勃起の質の向上を目指します。

勃起の状態が良くなればセックスがうまくいくようになります。
セックスがうまくいくというポジティブな経験を積み重ねることで、うまくいかなかったネガティブな経験の記憶が薄まります。

そうなれば、不安やプレッシャーが起こりにくくなってきます。
=精神的な問題が解決していきます。

平癒堂鍼灸ではこういう風にして、心因性ED(自己判断の心因性EDも含めて)の方の問題が解決しています。

このコラムでは、どうやって精神医学的、心理学的なアプローチなしで心因性ED・自己判断の心因性EDが改善していくのかをお話しします。

※ このコラムで、心因性EDに対するアプローチとして、生理学的アプローチが、精神医学的アプローチや心理学的アプローチよりも優れている、あるいは有効であるという主張をしているわけではありません。このコラムは、平癒堂鍼灸でおこなっているのは生理学的アプローチであるが、心因性EDの方の問題解決の助けになっているという一つの情報としてのコラムです。

‐目次‐

1.心因性EDは精神的な問題なのか?
1-①気持ちに問題があれば心因性EDか?
1-②不安になるのは経験の結果
1-③不安の原因になる経験を繰り返さないことで不安を起こりにくくさせる

2.平癒堂鍼灸の心因性EDに対するアプローチ
2-①勃起は自律神経の働きによる生理現象
2-②平癒堂鍼灸の心因性EDに対する生理学的アプローチ
2-③勃起してセックスがうまくいくという経験を作る
2-④セックスがうまくいくという経験が繰り返されることで起こりにくくなる不安

3.まとめ

1.心因性EDは精神的な問題なのか?

受診


1-1気持ちに問題があれば心因性EDか?

「なんだか最近セックスがうまくいかない。」

「勃起するにはするが最後までできない(中折れする)。」

「もしかしてED(勃起不全)かも?」

と思って、中山一郎さん(仮名:32歳、IT関連営業職)は、「ED」「原因」「精神的」などのワードで検索されたそうです。

「EDには器質性と心因性と薬剤性とがあって…」

「と言っても、自分は健康だし、会社の健康診断でも異常はないし、持病があるわけでもないし、ずっと飲み続けている薬もないから…」

「ってことは、心因性EDになるかな?」

「まあ、確かにうまくいかなったことが何回かあって『今日は大丈夫かなあ?』って思うようになってから、硬くなりにくいし、挿入できても途中で萎えてしまうし…」

「気持ちの問題(精神的な問題)ってことは、やっぱり心因性のEDかな?」
こういう感じで自分は心因性のEDだと判断される方はこの中山さん以外にも多いと思います。

この後、中山さんは医療機関を受診されます。

簡単なヒアリングの後で、
「健康には問題なさそうなので精神的なものだと思います。一回お薬飲んでみてください。」
みたいな感じでED治療薬を処方されたとのことです。

自分で、心因性EDだと思っていて、ドクターに「精神的なものだと思います」と言われれば、心因性のEDだと確信するのは当然のことです。

中山さんは、ED治療薬を服用すれば勃起してセックスすることは可能でした。
しかし、そのまま薬を飲み続けることに対して「薬の副反応もあるかもしれないし、薬なしでは勃起できないのがツラい」と思われて、もっと他に根本的にEDを解決できる方法はないか?と探されていて平癒堂鍼灸のHPにたどり着かれたということでした。

1-2 不安になるのは経験の結果

中山さんはセックスがうまくいかなかったことが2~3回あって、その後から「今日は大丈夫かなあ?」とデートやお泊りの度に思うようになったそうです。

「今日は大丈夫かなあ?」とか、

一旦、勃起した後でも「これが最後まで続くかな?」と、

「まだ起こってもいない、しかも起こることが確定しているわけでもないネガティブなこと(=勃起しない・勃起が続かない)が、また起こるのではないのか?」
と、必要以上に不安に思ってしまうということはよくあります。

これを「予期不安」と言います。

※ 予期不安は不安障害やパニック障害の文脈で使われることの多い言葉なので、必要以上に深刻に捉えて欲しくはないのですが、「まだ起こっていないし起こることが決まっているわけでもないことへの必要以上の不安」を言い表す適切な言葉が他に見つからなったので、程度の差はあっても本質的には同じであると私が判断したので予期不安という言葉を使っています。

1-3 不安の原因になる経験を繰り返さないことで不安を起こりにくくさせる

「勃起の状態が原因でセックスがうまくいかなかった」という経験を何度が繰り返すと、「またそうなるのじゃないか?」と不安になる。

不安になるのは経験の結果です。
うまくいかなかった経験が繰り返されたこと結果、不安になるのです。

「不安になるから勃起しなくなる。」というご本人の事実(脳の認知)が存在するので、心因性EDという判断になるわけです。

でも、ちょっと考えてみてください。

「不安になるから勃起しない」のであれば、逆に不安にならなければ大丈夫(=勃起する)ということです。

不安は、「うまくいかなかった経験」が何度かあったその結果生じているわけですから、その「うまくいかなかった経験」を繰り返さなければ、そして、そこから「うまくいった経験」を繰り返せば、逆に不安は生じにくくなるはずです。

結果として「不安」になってしまったわけですから、その「不安そのもの」を取り除くことはできません。

しかし、その不安の原因になった「うまくいかなかった経験」を繰り返さない、さらに、うまくいかなかった経験の反対である「うまくいった経験」を繰り返すことで、「うまくいかなかった経験」の記憶が薄まっていくはずです。

と言うか薄まります。

だから「今日は大丈夫かなあ?」という不安が起こりにくくなるのです。

私がこう言えるのはなぜか説明します。

2.平癒堂鍼灸の心因性EDに対するアプローチ

2-1 勃起は自律神経の働きによる生理現象

平癒堂鍼灸には、医療機関で心因性EDと診断された方、自分で調べて心因性EDと判断された方、が来院されます。

ほとんどの方が「今日は大丈夫かなあ?」がセックスする前に頭に浮かんできます。

中山さんは、「今日は大丈夫かなあ?」が浮かび上がるせいで、お泊りなしのデートではセックスしなくなったそうです。

「できるだけそういうことは避けました。キスもあまりしなくなりました。その後ができないからです。」

とおっしゃっていました。

私は鍼灸師です。
ですから、平癒堂鍼灸では、精神医学的なアプローチも心理学的なアプローチもおこないません。

にもかかわらず、心因性EDの方の問題も、自己判断で心因性EDの方の問題が解決していきます。

平癒堂鍼灸でおこなっているのは生理学的なアプローチです。

勃起と射精は自律神経の反射を介した生理現象です。
生理現象ですから自分の意思ではコントロールできません。
生理現象ですから必要な条件が揃えば、自分の意思とは関係なく自然に起こります。

2-2 平癒堂鍼灸の心因性EDに対する生理学的アプローチ

平癒堂鍼灸のクライアントには、勃起と射精という生理現象に必要な条件を揃えていくための取り組み(知識・ノウハウの習得やセルフトレーニング)を毎日していただいています。

中山さんの場合、セルフトレーニングに関しては、平癒堂鍼灸推奨のPC筋トレとよく似たトレーニングはもう既にされていたので、骨盤エクササイズを頑張られたそうです。

骨盤エクササイズは、骨盤内の血流改善を目的としたトレーニングで、鍼施術に組み合わせることで骨盤内の血流量を増やすと考えられます。(鍼をしている画像はコチラ→https://heiyudou.click/price/)

骨盤エクササイズ(基本2種目)の動画はコチラ↓
https://www.youtube.com/watch?v=fERZru9ahvE
https://www.youtube.com/watch?v=jMLRN-rFf88

音楽に合わせて腰を動かせるのが気持ちよく、自然と回数・時間が増えたとのことです。(動画はコチラhttps://www.youtube.com/watch?v=3t_9Ai85xh8

その甲斐あって、中山さんは初回来院時の「朝立ちは週1回あればいい方」だという状態から、5週間後の2回目の来院時には(遠方のため約月1ペースでの通院)、「週に2~3回はある」と喜ばれていました。

セルフトレーニングに加えて、と言うか、むしろこちらが平癒堂鍼灸のメインのメソッドなのですが、鍼で、勃起と射精に必要な条件を揃えるために必須となる「勃起しやすい体」の状態に近づけていきます。

「勃起しやすい体」とは、メリハリのある自律神経活動のある、骨盤内の血流が豊富でテストステロン分泌が十分で、脳との連携が取れている体のことです。
そういう体を鍼の施術とセルフトレーニングで作り上げていくこと。
それが平癒堂鍼灸でしていることです。

どんな鍼をするのかはコチラ↓のコラムをご参考に
https://heiyudou.click/ed-column/5595/

加えて、「勃起しやすい脳の使い方=快感を得やすい脳の使い方」を手に入れるトレーニングもしていただいています。BK脳トレ(ED改善脳トレ)です。

BK脳トレ(ED改善脳トレ)に関してはコチラ↓をお読みください。
https://heiyudou.click/ed-column/5595/

勃起に必要な条件を揃えるには、体や脳以外のことも関係してきます。

「環境」においても勃起に必要な条件があるのです。

勃起は最終的に自律神経の反射によって起こる生理現象です。
自律神経の活動は体の外の環境に影響を受けますから、勃起もまた環境に影響を受けざるを得ないということになります。

環境における勃起に必要な条件は、言わば「セッティング(環境作り)」の問題と言えます。
ですから、環境における勃起に必要な条件を知ることができれば、自分の男性性機能とは関係ないのですぐに役立たせることができます。

中山さんは、「部屋を暖かくすれば勃起しやすくなる」ということを実感してから、一緒にお風呂に入ったとしてもお風呂ではそういうことをしないように、必ずベッドや布団に入ってからすることにしたそうです。

ベッドのある部屋の温度は、薄着や裸になっても大丈夫な温度に設定すれば、「ちょっと安心できるようになった。」とおっしゃっています。

寒いと自律神経が体温を上げようとして交感神経の活動レベルが高まるので勃起には不利になります。これは、「暖かいところでセックスする」というセッティング(環境作り)が勃起に有利に働く例です。

勃起に必要な条件には、こういうセッティング(環境作り)も含まれるのです。

2-3 勃起してセックスがうまくいくという経験を作る

生理学的なアプローチ(鍼,脳トレ,セルフトレーニング)によって、勃起に必要な条件が揃うようになってくると、「勃起してセックスがうまくいく」という経験ができるようになってきます。

次は、この「勃起してセックスがうまくいく」という経験を繰り返していく段階に入ります。

「勃起してセックスがうまくいく」を繰り返すには、「定期的な通院による鍼施術」と「BK脳トレの答え合わせ」と「セックスやオナニー経験に対するフィードバック」、並行してBK脳トレとフィジカル系トレの継続(細かく言えばもっとあります)が必要です。

決して簡単ではありません。

しかし、平癒堂鍼灸に通院して、思うような勃起ができるようになって、満足を伴うセックスができるようになった方全員が、「定期的な通院による鍼施術とBK脳トレの答え合わせとセックスやオナニー経験に対するフィードバック、BK脳トレとセルフトレーニングの継続」をされています。

2-④セックスがうまくいくという経験が繰り返されることで起こりにくくなる不安

「勃起してセックスがうまくいく」を繰り返し経験することで、「今日は大丈夫かなあ?」が頭に浮かんできにくくなります。

薄まっていく感じです。

忘れていく感じです。

クライアントに、あまり「不安になる」ということを意識させないように、私は不安のことについて尋ねることはありません。

勃起の状態をお聞きすれば不安が薄まっているかどうかは分かりますから、不安のことについて聞く必要がないということです。

「そういえば、前はそんなことあったなあ」的な感じになる方もおられます。

中山さんは、ED治療薬なしでセックスできるようになってからでも、
「『今日は大丈夫かなあ?』という不安がなくなったわけではないですが、一旦セックスが始まるとカチカチになるので、一旦カチカチになってしまえば、そこから不安に思うことはほとんどなくなりました。」とおっしゃっています。

3.まとめ

EDを精神的な問題として解決するのは難しくて、それを自力で解決しようとするのはツラすぎるけれど、精神的な問題が生じているのはネガティブな経験の結果なので、ポジティブな経験を上書きしていけばネガティブな経験の記憶が薄まって、精神的な問題が生じにくくなるはずで、平癒堂鍼灸で心因性EDや自称心因性EDの方の問題が解決するのは、生理学的なアプローチで勃起の状態が良くなり、そのことでセックスがうまくいって、うまくいったセックスが繰り返されることで「今日は大丈夫かなあ?」という不安が起こりにくくなるからなのだけれど、勃起の状態を良くするにはそれなりの努力が必要で簡単ではないので頑張ってください。というお話しでした。

ED(勃起不全)でお悩みの方、男性性機能の充実をお望みの方、妊活中の方(男性女性とも)はご相談ください。

相談無料です。

平癒堂鍼灸の鍼は恥ずかしい思いをすることなく受けられます。

トリガーポイントアプローチと自律神経矯正鍼(じりつしんけいきょうせいしん)であなたの人生を楽しくする。

新大阪でED治療をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。

平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail :shinq.th@gmail.com