こんにちは、ハイブリッド鍼灸師の平谷です。
以前からこのブログで「朝立ち」はEDのバロメーターで、EDかどうかの判断材料にもなるし、EDの改善の目安にもなると言うお話をしてきました。(コチラも参考にして下さい。)
平癒堂鍼灸に来ていただいている方にも、このことはよくお話ししています。
「朝立ちがなかったらED」は本当か?
朝立ちがないからといって、イコールEDというわけではありません。
タイトルでドキッとされた方、ごめんなさい。
朝立ちはEDのバロメーターにはなりますが、朝立ちがないからといってEDであるとは限りません。
朝立ちとは夜間勃起現象のことで(後で詳しく説明します)、本来その評価は心因性ED(精神的なことが原因のED)と器質性ED(神経や血管など体の構造が原因でのED)の鑑別(判別)に役立つものなのです。
今回は、ED治療中における朝立ちの正しい理解と朝立ちの客観的な評価についてのお話です。
EDは虚血性心疾患など深刻な病気の前触れとしても起こります。今はEDの心配がない方も朝立ちのことを知っておいてください。
朝立ちが確認できればED改善にプラスの影響
先日、ある方から、
「自分で刺激したらまあまあ勃起するようになってきました。でも、朝立ちがあんまりないんですけど大丈夫ですか?」
というご質問がありました。
ED治療を続けていく中で、EDが改善してきているようだけれども、まだまだ自信は戻ってこず不安材料が多い時期に、朝立ちがない、あるいは少ないという自覚があると、こういう不安な気持ちになることがあります。
EDは自律神経の問題でもありますから精神活動の影響を受けざるを得ません。不安なことがあるとマイナスに働き、自信がついてくるとプラスに働きます。
ED治療中においては、朝立ち(夜間勃起現象:NPT)が確認できれば自信につながり、EDの改善にプラスに働きます。
ちなみに、勃起は自律神経の副交感神経系、射精は自律神経の交感神経系の働きです。(コチラも参考にして下さい。)
朝立ちとは夜間勃起現象のこと
朝立ちは、医学的には夜間勃起現象(nocturnal penile tumescence : NPT)と言います。Nocturnal=夜の、Penile=ペニスの、Tumescence=勃起です。
俗語ですけど、モーニングウッド(morningwood)って言うそうです。
「朝の木・・・ああ、そういうことね。」って感じですね。そんな名前のバンドもありますけど。(笑
実はこの夜間勃起現象(NPT)、睡眠中に性的刺激とは無関係に起こる、ごく自然な生理現象なのです。眠っている間に何回も起こっているのです。イメージ的には、ペニスのメンテナンスが睡眠中に起こっている感じです。
ちょっと長くなりそうなので今日はこの辺にさせて下さい。タイトル中の「かくれ朝立ち」の説明までいけませんでした。すみません。
でも勘の鋭い方は、もう「かくれ朝立ち」が何のことだかお分かりになっているかもしれませんね。
次回は「かくれ朝立ち」の説明からです。
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平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com