気が付けば街路樹のモクレンがいっぱい咲いていました。
普段そんなに周りを見渡すことがなかったのでしょうか?
それとも咲くのが急だったのでしょうか?
こんにちは、ハイブリッド鍼灸師の平谷です。
以前の勤め先でのお話です。
診断名は三叉神経痛(さんさしんけいつう)。
三叉神経痛は、脳の下から出ている脳神経の一つです。
よく顔面神経と間違われます。
三叉神経の障害は三叉神経痛、顔面神経の障害は顔面麻痺と覚えてください。
顔が痛い三叉神経痛
新聞配達をされている50代の女性、あけみさん(仮名)です。
冬の屋外ではしょっちゅう左の目から下が痛くなり、風が当たるとよけいに痛い。
最近、昼間は暖かくても明け方は気温が低いので、顔の痛いのが治まらない。
痛み止めの薬のせいで胃が荒れているのだが、ずっと痛くて痛み止めの薬がやめられない。
とのことでした。
後頭部が気持ちいい鍼×3回
当時、私は、はり・きゅうの免許を取って間もない頃です。
美容鍼灸も今ほど一般的ではありませんでしたから、顔に鍼をするのは抵抗があって、「どこか別の部分に鍼をして治せないかなあ。」と思いながら、その患者さんの首筋を触っていました。
すると、後頭部で首筋の筋肉が頭の骨に付くところ、後頭部のゴリゴリしたところ、そこが「気持ちいい、気持ちいい。」とやたらに言われるので、その部分に20本ほど鍼をしました。鍼をして通電しました(電気を流しました)。
「気持ちよかった。」と言われて、その日は帰られました。
2回目に来られたときに症状はほとんど変わらないようでしたが、鍼が気持ちよかったので来たとのことでした。
この後もう1回来られました。
そのときの治療内容もほぼ同じでした。
結局、週1で合計3回来られました。
三叉神経痛の痛みが鍼で治まった理由
後日、あけみさんのお知り合いで、この院の患者さんの、ようこさん(仮名)が来られたときに、「あけみさん、もう顔痛くなくなって薬も飲んでないって。」というお話をしてくださいました。
三叉神経痛の痛みがなくなったのは、鍼と手技(いわゆるマッサージ)をして起こった反射(脳の関係しない体の自動的な反応)が起こったことと、後頭部,首筋,肩,背中の筋肉の状態がよくなって体液循環が改善したことが理由だと考えられます。
ED専門ですが、こんな鍼もします。
三叉神経痛のような症状があって後頭部にゴリゴリのある方、三叉神経痛と診断されたが薬を飲んでもなかなか治らない方、顔面の痛みでお困りの方は一度ご相談ください。
相談無料です。
トリガーポイントアプローチと自律神経矯正鍼(じりつしんけいきょうせいしん)であなたの人生を楽しくする。
平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com