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運動器カテーテルとトリガーポイントアプローチ

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運動器カテーテルをご存知ですか?

こんにちは、ハイブリッド鍼灸師の平谷です。

運動器カテーテルとは?

痛いところには新しい血管(新生血管)ができていて、新しい血管の周りには新しい神経もできているので、その部分が刺激に対して敏感になり、痛みが出やすくなっている。

この後からできた新しい血管(異常な血管)にカテーテルで薬剤を注入して異常な血管の血流を止めると痛みが治まる。

簡単に言うとそういう治療法です。

もともとガンに対する治療法で、大きくなったガン細胞への血流をカットすることでガン細胞を増殖させない。

そういう治療法です。

ご興味のある方は「運動器カテーテル」で検索してみてください。

なぜ、この治療方法のお話をしたかというと、私が行っているトリガーポイントアプローチは、この運動器カテーテルとよく似たことをしていると考えたからです。

私は鍼灸師であって、医師ではありませんので、血管造影をして血管の走行を知ることもできません。

血管に薬剤を注入することもできませんし、施術後の血管がどうなったかを知る術がありません。

しかし、これはトリガーポイントアプローチの対象になる病態と同じじゃないかな?と思ったんです。

トリガーポイント周辺には血管が増えているのか?

何年か前、私の師匠である黒岩共一先生(関西医療大学教授)が、ご自身のセミナーで、

「トリガーポイントは感作(敏感になる)現象で受容器(神経)が増えている。」ということをおっしゃっていました。

先生は当時、「トリガーポイントを実験動物に作って、その組織を調べるとそうなっている。」というふうに話されていたと記憶しています。

その時、血管のことはお話になっていませんでしたが、「神経が増えているということは血管が増えている」というのは、大抵の動物には共通のことだと一般に生物学では考えられています。

言い換えると、「血管と神経はセットになっている」ということです。

ですから、運動器カテーテルという治療法を知った時、こう思いました。

「トリガーポイントで受容器(神経)が増えているのは血管が増えてるからかも?」

そういう「非生理的な(病的な)構造」の血流を止めることで運動器カテーテルは痛みを取り、トリガーポイントアプローチは、そういう「非生理的な(病的な)構造」を破壊し代謝させる。

だから、どっちも治る。

おおーっ!!!

となりました。

トリガーポイントアプローチと運動器カテーテルは、方法は違うが標的にするものは同じだと感じました。

ちょっと大発見をした気分です。

私はこれだと思いました。

先日、黒岩先生にお会いした時、

「先生、トリガーポイントとその周辺には血管新生が起こってますか?」

と質問したところ…

「それはない。」とおっしゃっていました。

いや〜、これだと思ったんですがね。(笑

男性機能だけでなく、「腰が痛い」、「腰がだるい」、「腰が重たい」、「背筋を伸ばせない」、「肩が痛い」、「肩が凝る」といった体のあらゆる部分の痛みもトリガーポイントアプローチと入江式を使って治します。

私の施術は、恥ずかしい思いをすることなく受けられます。

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ハイブリッド鍼灸師 平谷 透は、新大阪に施術所を構えています。

平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com