最近、ハービー・ハンコック(ジャズ)を聞きながらコロコロ(掃除)をすると調子がいいです。
こんにちは、ハイブリッド鍼灸師の平谷です。
自律神経って言葉をよく聞かれると思います。
でも、自律神経ってうまく説明するのは難しいんじゃないかと思います。
目次
自律神経のイメージと自律神経を理解するためのワード
かなりそぎ落としました。
この4つの項目、5つのワードを憶えてください。
あとはイメージするだけで自律神経系が理解できます。
1.自律神経系は内臓をコントロールしていて、主に①生命維持活動を行っています。
2.自律神経系は自分の意思でコントロールできませんが、②精神活動の影響は受けます。
3.自律神経系は、体の状態を「仕事・攻撃モード」にする③交感神経系と、
「リラックス・回復モード」で主に働く④副交感神経系、この二つの神経系から成り立っています。
4.自律神経系を構成する交感神経系と副交感神経系は⑤綱引き関係にあります。
※ 系はシステム(system)の訳でいくつかのものが組み合わさってできているまとまりのことを指します。
神経系自身が生命維持活動をコントロールしている自律神経系
呼吸や循環、消化、排泄、生殖、体温調節など、これら内臓の働き(生命維持活動)は自律神経がコントロールしています。
基本的に自分の意思ではコントロールできません。
風邪を引いたら体温を上昇させてウイルスを攻撃・排除する体内の環境を作る。
これは意思でコントロールできない自律神経の生命維持活動です。
知らない間に精神から影響を受けている自律神経系
お腹が減ってないのにとにかく食べたい、ストレスが食に走るという現象があります。
胃に食べ物が入ると消化管が働きます。
消化は副交感神経系の仕事ですから、消化管が働いているときは副交感神経優位になっています。
だから、リラックス、あるいはボーっとします。
ストレスが溜まると、体はリラックスを求め、リラックス回復モードにするために食べるのです。
食べるという生命維持活動が精神活動の影響を受ける例です。
自律神経は交感神経と副交感神経の綱引き
敵から逃げるときには交感神経優位になります。
速く走るために大量の酸素を取り込む必要があるので空気の通り道である気道は拡がります。
反対にリラックスしているとき気道は狭まります。
副交感神経優位です。
喘息の発作は副交感神経系の爆発的な興奮です。
リラックス回復モードの暴走は必要以上に気道を狭め呼吸が困難になります。
喘息の発作は上半身を起こすと少し楽になります。
上半身を起こすと交感神経の活動が促されて気道が少し広がるからです。
呼吸という生命維持活動は自律神経系の交感神経系と副交感神経系の綱引きに左右されるということです。
ここまでが自律神経ってそもそもナニ?というお話です。
勃起と自律神経の関係
ちょっと長くなりそうですが、ここからが平癒堂鍼灸の専門分野である勃起と自律神経の関係をお話です。
(勃起と自律神経に関してはコチラも参考にしてください)
勃起は主に副交感神経系の働きです。
副交感神経系の活動が血管を拡げます。
ペニスを生殖活動に適するよう、ペニスの血管を拡げ海綿体を血液で満たして大きく硬くします。
ですから自律神経がリラックス・回復モード(副交感神経優位)になっていないと勃起できません。
勃起に必要なきっかけ
副交感神経優位になっていたとしても、きっかけになる刺激、つまり性的に興奮する視覚刺激や、ペニスやその周辺への触刺激など勃起に適切な刺激がないと勃起が始まりません。
繁殖期(さかり)のないヒトの生殖活動は、様々な条件が整わないとうまくいかないのです。
しかも、中年以降、男性ホルモンの分泌のピークが過ぎ、繁殖適齢期を過ぎるとこの生殖活動がさらに難しくなります。
精神活動の影響も受ける勃起
自律神経は精神活動に影響を受けますから、勃起も精神活動に影響されます。
仕事やプライベートでストレス状態にあると、交感神経系の興奮が治まらず仕事・攻撃モードのままで、副交感神経系が綱引きで負けている状態です。
勃起には不利な環境です。勃起は、自分ではコントロールできない生理現象な上に環境にも左右される。
そう、実は勃起って意外と複雑でデリケートなんです。(これ今日一で分かって欲しいとこです。)
ED(勃起不全)でお悩みの方、男性機能の充実をお望みの方、妊活中の方(男性女性とも)はご相談ください。
相談無料です。
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平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail:shinq.th@gmail.com