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BRUTUSのファッション特大号

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ひさしぶりにBRUTUS(雑誌)のファッション特大号を買いました。

最近、洋服に対する関心が薄れてきていたんですが、「似合うの決め手」と表紙に書かれていて、それが引っかかっりました。

パラパラめくってみると、

Y’s(ワイズ)の山本耀司さんのインタビュー記事や、ユナイテッド・アローズの栗野宏文さんと哲学者さんの対談、

SPUTNIK(雑誌)で有名になったクリエイターの野村訓市さんとショップディレクターさんの対談、

スタイリストの山本康一郎さんとお笑い芸人さんの対談が面白そうだったので、

家でゆっくり読もうと思って買いました。

 

栗野宏文さんの話されることに対して、「ああ、そういうことなんですね。」と納得したり、

野村訓市さんの言葉に「あ、おれもそう思います。」って感じたり、

山本康一郎さんのお話でも「対談相手によっては自分の期待した話は出てこない場合もあるな。」とちょっとさびしく思ったり、

山本耀司さんのインタビュー記事を読んで「実家にあるY’sのジャケット、また着てみようかな?どこにしまったっけ?」なんて考えながら結構楽しい時間を過ごしました。

 

BRUTUSは80年代バブルを象徴する雑誌の一つです。

バブル期の終盤、大学生だった私は、同級生で年が一つ上のおしゃれ先輩で友人のHさんの家の彼の部屋でブルータスのバックナンバーを見るのが好きなことの一つでした。

何でも、そう!シャツもジャケットも全部パンツにタック・インしてベルトをする!!というスタイル写真を見て衝撃を受けたのを憶えています。

HさんにはミナミのLee’s store というセレクトショップに連れて行ってもらいました。

その後何年もそのお店に通うこととなり、洋服の基本は全てそのお店で教わりました。私の洋服の学校でした。

 

当時、私の一番の憧れはジョルジョ・アルマーニでした。

ギターの神様、エリック・クラプトンがジョルジョ・アルマーニのスーツを着てチェザレ・パチョッティのブーツを履いていたように記憶しています。

大阪のミナミではジャンニ・ベルサーチの派手なプリント柄のブルゾンが増殖中でした。

ラルフ・ローレンのダブルブレストの紺ブレにエルメスのスカーフ、鞄はルイ・ヴィトンのモノグラムなんて着こなしが大学の女子で流行っていました。

デザイナーズブランド全盛期でもあり、コム・デ・ギャルソン、Y’sがその頂点に君臨していました。大学の同級生のKくんは身長も高くアヴァンギャルドな黒い服がよく似合っていました。

 

書いていると色々思い出してきました。(ちょっと興奮!)

藤原ヒロシさんもDJとして有名な時だったと思います。ちょっと早めの裏原(うらはら)前夜って感じでしょうか?

有名スタイリストの野口強さんもまだ当時モデルをされていたと思います。

ユナイテッド・アローズの栗野宏文さんも、まだビームスにいらした頃で、ネペンテスのショップもまだマンションの一室でした。

たしかJP Todsの靴が置いてあったような気がします。

原宿キャシディの八木沢博幸さんのスタイルが私のリアルに好きなスタイルでした。

 

しかし、いろいろ思い出してみると当時好きなもので今でも好きなものってのがいっぱいあります。

レッドウィングのペコスブーツなんて今でも履いてますし、ブレディのフィッシングバッグを今でも使っています。

みんなBRUTUSに載ってました。たぶん。

 

「おれってBRUTUS世代なんやなあ…。おもいっきり影響受けてるやん!」ってなりましたね。

 

注:今回の記事は全て私の記憶に基づいて書いたものなので正確ではない情報もあると思います。ご容赦ください。