あなたは秋の花粉症でお悩みではありませんか?
こんにちは、ハイブリッド鍼灸師の平谷です。
目次
後頭部の“モワモワ”は頭部の放熱ができていないから
ある花粉症をお持ちの患者さんのお話です。
後頭部の、首筋との境目のところが、ものすごく“モワモワ”してたんです。
“モワモワ”は、その患者さんの後頭部を触ったときの私の指の感触です。
おそらく、後頭部で浮腫が起こっていて、奥にある筋の緊張も高い状態だと考えられます。
そして、そういう感触の部分は、からだの他の部分よりも皮膚温が高くなっていることが多いようです。
後頭部に、この“モワモワ”があるときは、頭部(顔も含む)に熱がこもっていることが多いと思います。
おそらく体液循環がうまくいかないことが原因で頭部の放熱がうまくいっていないのでしょう。
頭部の放熱を助ける冷却枕
頭部に熱がこもっているので、単純に冷やすことを提案しました。
「首から上に熱がこもっているので冷やして下さい。冷たい枕して寝てみたらどうでしょう。涼しくなってきたんで首の下のほうは冷やすとゾクッとするから頭の後ろと首の上のほうを冷やして下さい。」
「ほな、そうしてみるわ。」
ってことになりました。
その提案をした次の施術のときに、
「せんせ(先生の意)、冷たい枕したらな、寝てるとき鼻つまれへんかったわ。」
とおっしゃって喜んでおられました。
「なんでなん?」
ということだったので、少しご説明しました。
血液の1/5が存在する脳が納まっている頭部には熱がこもりやすい
「からだ全体の血液の20パーセントが脳にあります。脳に、からだ全体の血液の1/5があるわけです。それだけたくさんの血液が脳にあるということは、脳ではものすごいエネルギーが使われているということです。
脳では、たくさんのエネルギーが使われて、たくさんの熱が発生しています。
だから、そもそも頭には熱がこもりやすいんです。
後頭部や首筋の筋肉が硬くなって筋肉の体液循環のポンプ機能が低下すると、頭部から熱が逃げていきにくくなるので頭に熱がこもります。
後頭部のモワモワは頭の放熱がうまくいっていない証拠と言えます。」
もともと熱がこもりやすい頭部で花粉症による炎症が頭部の熱を倍増させていた
「そして、花粉症の鼻づまりは炎症です。
ただでさえ熱のこもりやすい頭部で、鼻づまりという炎症が起こっているわけですから、
さらに熱が発生して、よけいに頭に熱がこもっています。
だから冷やして熱を逃がして、それが炎症(熱)を洗い流すことになったので鼻づまりがしなくなったのだと思います。」
「へえ、そんなこともあるんやなあ…〇〇師さんに聞いても、そんなん知らん言うてたわ。」
花粉症の患者さんと、こんなやりとりがありました。
のどに起きた炎症も程度にもよりますが、この患者さんの鼻づまりと同じように後頭部を冷やすことで和らぐことがあります。
花粉症で夜間のどの症状がある方も冷却枕を試してみて下さい。
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平癒堂鍼灸では自律神経にアプローチする自律神経矯正鍼で花粉症の治療もしています。
秋の花粉症でお悩みの方はご相談ください。
相談無料です。
トリガーポイントアプローチと自律神経矯正鍼(じりつしんけいきょうせいしん)であなたの人生を楽しくする。
平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com