こんにちはハイブリッド鍼灸師の平谷です。
今、ゼミ生の一人が「肘の使い方」に、はまっています。
ゼミで手技の練習
指で人の体を押したいのですが、彼女は指の関節が柔らかすぎて、親指に自分の体重を載せることができません。
親指がグニャっとなって体重を掛けられない。なにより本人の親指が痛すぎるんです。
最近(?)の若者は指だけに限らず関節が柔らかい方が多いのですが、こればっかりはどうしようもないことです。
今から「指立て伏せ」をしてもなかなか難しそうです。
手技の道具としての肘は、体重を載せるのには向いていますが、
何せ指に比べると大きく、しかも感覚を鍛えていないと鈍感なので、初めはやりにくいことこの上ない!
私も肘の練習を始めた頃はうまくなる気が全くしませんでした。
でも練習、練習、練習を積み重ねた結果、肘であろうが指であろうが手技での加圧(押す)に使えるようになりました。
量質転化
何回も何回も繰り返しやって、何回目かで出来るようになる。
回数という”量”が、出来るようになるという”質”に変わるときがやってきます。
量が質的な変化を起こすときです。
その「量質転化」が訪れるまで、とにかくひたすら何回もやるしかありません。
この「量質転化」、困ったことにいつやってくるのかは個人差があります。
いわゆる、「感のいい人」とか「器用な人」は、量質転化が早く起こる人のことです。
でも私は専門学校で多くの学生を見てきて、こう思います。
「量質転化の起こるのが遅い人の方が、その技術がその人の中に根付くようになる。」と。
治療家の手技に限らずどんなことでも同じだと思います。
苦労して得た技術っていつまでも自分の中に残っていると思いませんか?
トリガーポイントアプローチと自律神経矯正鍼(じりつしんけいきょうせいしん)であなたの人生を楽しくする
ハイブリッド鍼灸師 平谷 透は、新大阪に施術所を構えています。
平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com