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えっ!そんなことだったの?普通のことだけど難しい東洋医学的ED(勃起不全)予防法

EDの東洋医学的解釈

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こんにちは、ハイブリッド鍼灸師の平谷です。

今回はED(勃起不全)の予防法を東洋医学的視点から解説します。

 

ED(勃起不全)のことを、熟語としては「陰萎(いんい)」と言いますが、東洋医学では、その原因から「陽萎(ようい)」と言います。

 

熟語としての「陰萎」は場所を、東洋医学の「陽萎」は理由を表しています。

 

「陰萎」の陰は、陰茎(ペニス)のことで、「陽萎」の陽は、東洋医学で言うところの“気”です。

 

ですからEDは東洋医学的には、陰茎(ペニス)が、“気”の不足で、ぐったりするという意味です。

 

正確ではないですが、ざっくりとしたイメージはそんな感じです。

 

 

東洋医学的EDの原因と分類のまとめ

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私が学生時代に中医(東洋医学の中でも、中国で発展した西洋医学でない中国医学)を教わった、王 財源 先生の「わかりやすい臨床中医臓腑学」医師薬出版株式会社には、

 

“中医では陽萎といい、陰茎の勃起不能または持続の低下が起こる現象で、性神経の衰弱によるものも多く、思慮や性行為の過多によるものがこの症状を引き起こす。主に肝,腎,脾の関係が考えられ、臓腑の強化を主に治療を進める。”

 

とあります。

 

さらに原因によって、五つのタイプに分けられています。

 

1.腎陽虚型「虚弱体質,房事過多,手淫過多によるもの」

「もともと虚弱体質や、セックスしすぎ、オナニーしすぎ」で、腎の気が消耗する。

 

2.心脾両虚型「心配事,過度の思慮によるもの」

「心配事が多く、深く考え込む」と心と脾の両方が元気がなくなる。

 

3.驚恐傷腎型「驚きやすく、ビクビクするもの」

「驚きやすく、ビクビクしている」と腎が傷つく。

 

4.湿熱下注型「飲酒,偏食の多飲多食によるもの」

「暴飲暴食」で体に熱がこもる。

 

5.肝阻気機「激しい感情の変化によって起こるもの」

「激しい感情の起伏」は肝の機能を損なう。

 

これらが東洋医学的(今回ご紹介した考えは中医臓腑学と言います。)視点からのEDの原因です。

 

注:西洋医学に比べ、解剖学の発達が遅かった東洋医学は臓器を機能で分類していましたから、西洋医学の腎臓,心臓,脾臓,肝臓と東洋医学の腎,心,脾,肝は異なる部分が多くあります。

 

 

東洋医学的ED予防法

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これらの原因をふまえて、EDの予防法をまとめてみると、

 

不摂生をせず、ストレスを溜めず、心穏やかに過ごすこと。

そうすればEDの予防になるということになります。

 

EDの予防には、“臓腑の強化を主に治療を進める”と、この本にあったように、直接ペニスやペニス周辺を治療するわけではなく、東洋医学的内臓の強化が必要であるということです。

 

東洋医学では、ペニスと睾丸は、機能的には独立したものとして考えられていなかったようです。

男性器の機能は、東洋医学的に主要な内臓=五臓六腑の働きの中に含まれているという捉えられ方です。

 

結局まとめると、健康であることがEDの予防になるということになります。

 

普通すぎてつまらなかったですか?

 

でも、ED治療薬が血管を柔軟に保つアンチエイジング薬として使用されていること(コチラも参考にしてください)を考えると納得できる話じゃないでしょうか?

 

「EDの症状があるってことは健康でなくなってきている」という考え方にシフトした方がいいかもしれないと私は思っています。

 

もう一度、「東洋医学的EDの原因と分類のまとめ」の小見出しの部分をチェックしてみてください。

 

心当たりはありませんか?

 

誰でも、知らない間にEDの原因を抱え込んでいる可能性があるのではないでしょうか。

 

 

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平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com

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