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アンチエイジングにED治療薬?血管の柔軟性を高めてアンチエイジングするED治療薬と、自律神経に働きかけるアンチエイジング鍼灸

こんにちは、ハイブリッド鍼灸師の平谷です。

 

今回は、ED治療薬三大メジャーのうちの一つ、

作用時間が長く食事の制限も受けず、ウイークエンドピルとも言われED治療薬の中では最長の効果時間が続くとされる

『タダラフィル(シアリスとして知られています)』

の意外な効果と、

鍼灸との共通点についてのお話です。

 

ED治療薬タダラフィルのアンチエイジング効果

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ヨーロッパやアメリカでは低用量のタダラフィルが広く使われています。

なぜわざわざ低用量なのかと言うと、定期的で長期の投与が前提で、EDの治療としてではなくアンチエイジングの目的で使われているからです。

 

ED治療薬のタダラフィルは、血管を柔軟にする、つまり血管を若く保つ働きがあることが分かってきています。

ということは、心筋梗塞や脳梗塞、その他の加齢に伴う動脈硬化が背景にある病気を予防する効果があると言えます。

まさに「アンチ(反する)」「エイジング(老化や加齢)」なのです。

 

ED治療薬のPDE5阻害という主な作用

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もともとED治療薬は、
勃起に必要なペニスの血管を拡げる「サイクリックGMP」という物質を分解してしまう「ホスホジエステラーゼ5(以後、PDE5)」という酵素の働きを抑えることで勃起を完成,維持させる作用のある薬です。
ですから、ED治療薬はPDE5阻害剤と呼ばれています。

勃起のメカニズムについてはコチラを参考にしてください。
→「勃起不全と鍼治療」の「勃起のメカニズム
→「PDE5・cGMP・GC・NO~EDの原因と勃起化学反応の関係~

 

タダラフィル(シアリス)には、このPDE5阻害という働き以外にも勃起を助ける作用があります。

 

私は医師でも薬剤師でも研究者でもありませんが、私の知りうる範囲でお話します。(参考にした文献はこのコラムの文末に掲載しています。)

 

タダラフィル(シアリス)だけが持つ、もう一つの血管を拡げる働き

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タダラフィル(シアリス)最大の特徴は作用時間が長いことで、週末に一度飲めばよいことからウイークエンドピルと言われています。タダラフィル(シアリス)は、シルデナフィル(バイアグラ)やバルデナフィル(レビトラ)に比べて効き目がマイルドな代わりに、目の充血,頭痛,動悸などの副作用が少ないといわれています。

 

シルデナフィル(バイアグラ)や、バルデナフィル(レビトラ)は、タダラフィル(シアリス)に比べて作用が強く、副作用も出やすい傾向にあります。

シルデナフィルとバルデナフィルの作用が強い理由は、交感神経(自律神経の仕事・攻撃モード)の働きである血管を収縮させる作用に対して拮抗(打ち消す)作用があるからだと考えられます。(拮抗の仕方はこの二剤では異なります)

 

これに対してタダラフィルは、交感神経の働きにはほとんど作用しませんが、副交感神経(自律神経のリラックス・回復モード)の働きである血管を拡張させる作用を増強させるという作用の仕方をすると考えられます。

 

この副交感神経の血管を拡張させる作用を増強させる働きが、ペニスだけではなく全身で作用するおかげで、全身の血管を若く保てる、というのがタダラフィルのアンチエイジング効果です。

 

シアリス(タダラフィル)のインタビューフォーム(詳しい薬の説明書)には、タダラフィルは副交感神経の伝達物質であるアセチルコリン(Ach)のもつ、血管内皮細胞のNO(一酸化窒素)産生を亢進させる作用を増強させたという内容の記述があります。

 

このようにED治療薬三大メジャーの中でタダラフィル(シアリス)だけが、PDE5阻害以外にも血管拡張という副交感神経の働きに直接作用することができるために、アンチエイジング効果が期待できるのです。

 

体の中から若くなるアンチエイジング鍼灸

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アンチエイジング鍼灸というと美顔鍼を想像される方が多いと思います。

近年、ハリウッドセレブから日本のアイドルに至るまでが美顔鍼をしている写真をSNSでアップしているのをよく見かけます。

私には映画○ルレイザーの、○ンヘッドに見えてしまいます。笑

美顔鍼を否定するつもりも、美顔鍼が悪いというつもりもありません。

平癒堂鍼灸でも、リクエストがあれば美顔鍼をしています。

 

確かに見た目も重要です。

でも顔だけ若くなるより、体の中から若くなる方がもっといいと思いませんか。

その意味では、血管を若く保つのは究極のアンチエイジングと言えます。

 

鍼を血管に刺すわけにはいきません。出血します。

それが瀉血(しゃけつ)になると言うなら、それも治療と言えなくはない?ですが...

どのような鍼をすれば血管を若く保てるのでしょう。

 

血管をコントロールする自律神経

 

血管を拡げて血流を増やしたり、縮めて血流を少なくするのは、ほとんど自律神経の働きです。

血管を拡げるのは、自律神経のリラックス・回復モードである副交感神経で、血管を縮めるのは、自律神経の仕事・攻撃モードである交感神経です。

 

ところが自律神経はそれよりも上位の神経=脳の影響を受けます。

だから、心理的な要因や精神的な問題で自律神経に異常が現れるのです。

異常が現れた自律神経は血管をうまくコントロールできなくなってしまいます。

この異常の現れた自律神経を整えるのが鍼灸治療です。

 

平癒堂鍼灸の自律神経に対する二種類のアプローチ

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平癒堂鍼灸で行う、異常の現れた自律神経を整える為の鍼灸治療。

一つ目の方法は、

東洋医学的なアプローチの自律神経矯正鍼によって自律神経を正常な状態に近づけます。

このときの鍼は本数も少なく、浅く刺す鍼です。施術中に副交感神経優位の状態になって眠られる方が多いです。このとき、全身で血管拡張が起こっていると考えられます。

 

もう一つの方法は、

比較的長い鍼(鍼の部分が5cm~6cm)を使って、本数も多く(約10~50本)します。場合によっては鍼に電気を流します。

安心してください、感電するわけでもビリビリするわけでもありません。

 

健康でない状態の組織に鍼をして代謝(新陳代謝)させるきっかけを作ります。

鍼をたくさん打つことで炎症を起こさせ、代謝によってその健康的でない組織・細胞を作り変えさせるわけです。その過程で副交感神経(自律神経のリラックス・回復モード)優位の状態になります。

すなわち血管拡張です。

 

こうしたアプローチで、異常の現れた自律神経を整えていきます。

 

 

血管を柔軟にして若く保つタダラフィル(シアリス)と、平癒堂鍼灸の自律神経に対するアプローチには「共通する効果がある」のです。

 

 

自律神経にアプローチする鍼灸で【体の中からアンチエイジングする】のが平癒堂鍼灸からのご提案です。

 

アンチエイジングにご興味おありの方はご相談ください。

EDや妊活以外のことでもご相談ください。

 

相談無料です。

 

トリガーポイントアプローチと自律神経矯正鍼(じりつしんけいきょうせいしん)であなたの人生を楽しくする。

 

新大阪でED治療をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com

 

※参考文献※

〇日本Men’s Health医学会News Letter vol.9 April 2012「PDE-Ⅴ阻害薬の薬理的特性の差異」札幌医科大学医学部細胞生理学講座教授 當瀬 規嗣
http://mens-health.jp/pdf/News_Letter_Vol9.pdf

 

〇バイアグラのインタビューフォーム
file:///C:/Users/user/Downloads/671450_259000AF1024_2_1F.pdf

 

〇レビトラのインタビューホーム
http://www.bayer-hv.jp/hv/products/if/lev.pdf

 

〇シアリスのインタビューフォーム
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/official/medicine/product/interview_cialis.pdf