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加齢臭は嫌われるだけじゃない。活性酸素が原因の加齢臭はEDのリスクサイン。

加齢臭、それは...

「おとうさんの枕のニオイ」や、「パパくさーい!」のモトです。

「お父さんのニオイって安心する。」とおっしゃる方もおられるようですが、ごく少数派のようです。

自分ではコントロールが、ほぼできない、われわれ中年のおじさんにはやっかいなニオイです。

 

今回は、その加齢臭がEDとどう関係しているかのお話です。

まず、なぜ中年のおじさんが加齢臭を漂わせるかを説明しましょう。

 

加齢臭の材料=ノネナール=酸化した油(脂質)

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加齢臭の材料は脂質、つまりアブラです。

 

体内はともかく、体外に分泌される脂質、主に皮膚にある皮脂腺から出てくる脂質です。

皮脂は、交感神経優位(自律神経の仕事・攻撃モード)だと皮脂を分泌する皮脂腺の働きが活発になることで多く分泌されます。働き盛りのおじさん世代が油っこい原因は、この現象が原因です。

そしてこの皮脂を含む脂質が酸化していく事で、酸化した油「ノネナール」が生み出されるのです。

 

では、脂質が酸化していく原因を探っていきましょう。

 

脂質を酸化させる『活性酸素』とは?

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脂質の酸化には、活性酸素が関わっています。

 

人は活動するエネルギーを生み出す為に、呼吸をし酸素を取り込みます。

それは体内の細胞が酸素を利用しながら、栄養分を分解しエネルギーを生み出している事に由来しています。

そのエネルギーを生み出す過程で、出来てしまう酸素が活性酸素となります。

 

この活性酸素は、とても攻撃的な性質を持っていて、無駄に体の細胞・組織を傷つけてしまう悪い酸素です。

また通常の酸素よりも電子が欠けた状態になっており、正常な状態の酸素から電子を奪い取ってしまい、奪い取られた酸素も活性酸素となってしまいます。

活性酸素は、このように他の物質と結びつきやすくなっている(他の物質から奪ってしまう)状態で「フリーラジカル」と呼ばれる酸素を指します。

 

最近では、アンチエイジングなどと言われながら、健康食品の中でも「抗酸化」をうたった商品なども多く販売されていますが、これらの効果はこの活性酸素が作られにくくする成分を有しているものや、できてしまった活性酸素と反応して活性酸素を消去(無毒化)する作用をもつものになります。

 

もともと体内には、活性酸素を除去する酵素(こうそ)を作り出す能力があります。

活性酸素を除去するのは、SOD(Super Oxide Dismutase:スーパー・オキシド・ディスムターゼ)やカタラーゼといった酵素です。(亜鉛,銅,マンガンやセレンなどはこの酵素の材料となります)

この酵素を作る能力が、他の多くの機能と同じように加齢とともに低下してくるのです。

その反面、交感神経が優位になりやすくなる為、加齢臭の大きな要因である「脂質」が増えてくることで、ノネナールがより作られやすい環境が出来上がってしまうというわけです。

 

活性酸素が及ぼす血管への影響と疾患リスク

さんざん悪く言ってきた活性酸素も、実はまったくない状態だと困るものでもあります。

 

活性酸素の有害性と有用性については、両面から研究が行われていますが、有害性に対しての側面が大きいのが現状です。

有用性の一面としては、活性酸素は、体内に侵入した細菌を処理する(殺菌する)効果があります。

白血球が細菌を処理するのに活性酸素を作り出したりすることが例に挙げられます。

 

ですが、補体と呼ばれる免疫物質によって、活性酸素を作りやすくなった白血球は血管の細胞にくっつきます。

自律神経などに異常が出てしまい、免疫系をうまくコントロール出来なくなると、白血球の働きに異常が起きてしまい活性酸素を多く生み出してしまいます。

そして、それが動脈硬化を早める原因になってしまいます。

 

さらに血管の細胞も他の細胞と同様に活性酸素によって傷つけられます。

血管の細胞が傷つけられるのを血管内皮障害といい動脈硬化の原因の一つです。
コチラも参考にしてください。)

 

活性酸素は加齢臭の原因で、しかも動脈硬化の原因でもあるのです。

EDは基本的に動脈硬化がベースにあるので、活性酸素はEDの原因でもあるのです。

 

自律神経を制御することで活性酸素を減らす鍼治療

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たびたび、このコラムでお話ししていますが、EDは血管の病気です。

 

活性酸素の増加、正確には活性酸素を除去する能力が低下は加齢臭を作り出し、血管の病気であるEDのベースとなる動脈硬化を早める原因にもなっています。

 

多くの悪影響を及ぼす活性酸素について、原因をまとめると

①交感神経が優位になり、皮脂の分泌が多くなる。

②加齢と共に体内の抗酸化酵素が減少し、活性酸素が除去されにくくなる。

③自律神経系異常からくる免疫系異常などでも、活性酸素が分泌されてしまう。

④活性酸素が増えると、血管を傷つけ動脈効果を促進する。

⑤動脈硬化のリスクが増えるとEDを発症しやすくなる。

以上のようになります。

 

ここで重要なのは、自律神経系が大きく関わっている事です。

 

自律神経系の中でも交感神経の余分な興奮を抑えるのには鍼治療が有効です。

自律神経矯正鍼でこの交感神経の異常な興奮を抑えるので、異常な皮脂の分泌を抑制することが出来ます。

 

また免疫系異常によるものも、免疫系が自律神経の支配を受けているので、ある程度のコントロールが可能であると考えられます。

 

EDには自律神経が大いに関わっています。

平癒堂でおこなっているED治療としての鍼治療は、自律神経の鍼治療でもあります。

 

加齢臭が気になる方は、今EDの症状が出ていなくても近い将来EDになる可能性があります

(EDが気になる方はセルフチェックをどうぞ。)

 

加齢臭が気になる方はEDの自覚がなくても平癒堂鍼灸にご相談ください。

加齢臭を少なくするお手伝いができると思います。

 

 

相談無料です。 

平癒堂鍼灸の鍼は恥ずかしい思いをすることなく受けられます。

 

ED(勃起不全)でお悩みの方、男性機能の充実をお望みの方、妊活中の方(男性女性とも)はご相談ください。

 

トリガーポイントアプローチと自律神経矯正鍼(じりつしんけいきょうせいしん)であなたの人生を楽しくする。

 

新大阪でED治療をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com