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意味づけから自由になる「ライフスキル脳」~愚痴に付き合わされたときの対処法 その3~

前々回に始まった愚痴の対処法でした。

お待たせしました。ハイブリッド鍼灸師の平谷です。

話を友人の愚痴が始まったところに戻します。

 

① 愚痴に対する意味づけは雨を憂鬱と意味づけするのと同じ

まず、友人の愚痴を雨だと思ってください。

雨はいずれ止みます。

友人の愚痴もいずれ終わります。

早く止まないかなあと思っても雨は止みません。

早く終わらないかなあと思っても友人の愚痴はすぐ終わりません。

 

雨が降るのはしょうがありません。

雨が降ったら傘をさしましょう。

憂鬱な気分になる必要はありません。

 

愚痴もそうです。始まったものはしょうがありません。

聞いてあげましょう!憂鬱な気分になる必要はありません。

だってあなたのことではないし、嘆いているのは友人であなたではないのですから、あなたが憂鬱な気分になる必要はありません!

友人が憂鬱な気分のようだからといってあなたまで憂鬱な気分になる必要はないのです。

「憂鬱」が友人の口から出てくるわけではありません。

「認知脳」で「意味づけ」をしているだけです。

 

※  ただし、愚痴を聞いてもうんざりしないことよりも、友人の愚痴に共感して同じ感情を共有することをあなたが優先するなら友人と一緒に憂鬱になってあげてください。

 

② 意味づけから自由になる「ライフスキル脳」

「憂鬱」だと「意味づけ」をしてしまったのでしんどいわけです。

「意味づけから自由になる」のが「ライフスキル脳」の使い方です。

 

ライフスキル脳で重要なことは「気づき」です。

 

「あ、いま憂鬱という意味づけをして、とらわれているな」の、

「とらわれているな」というところに気づくだけです。

「とらわれてはいけない。認知脳を使っているから」なんてやると、それはもうとらわれていることになるので「気づき」ではありません。

 

ただ気づくだけです。

 

難しいですね。

かなり訓練が必要です。

でも難しくて当たり前です。

今まで、脳のそんな使い方をしてこなかったわけですから。

 

③あなたの人生の質を高める「ライフスキル脳」

ただ「気づき」を大切にして意味づけから解放され、やらなければならないことがすんなりできる。これがライフスキル脳です。

気分にまどわされず、やらなければならないことが出来れば楽になると思いませんか?

「心のマネージメント」ができ、やるべきことができるということです。

心のコントロールができるということです。

 

心がしんどい時や、つらい気分のときは、とらえられています。

「認知脳」の働き(意味づけ)だけです。

 

ただ気づいてください。

 

それが「ライフスキル脳」としての脳の使い方です。

まずはそこからです。

 

この「第二の脳」、「ライフスキル脳」は、応用スポーツ心理学の用語です。

脳の使い方で心のマネージメントをする。

アスリート(スポーツ選手)が最高のパフォーマンスを発揮する(試合など本番のプレッシャーの中で実力を発揮する)ためのスキルだそうです。

今回お話したことは、「ライフスキル脳」のほんの触りの部分です。

今まで、ほとんどの人が使っていなかった使い方なので、実際には相当訓練が必要です。

いろんなワークがあるようです。

 

私には、この「ライフスキル脳」、かなり突き刺さりました。

 

会社を辞める前に知っていたら、

「もうちょっと違う今になってたかな?」

とも思います。

うーん、すでに「認知脳」の意味づけにとらわれてますね。(笑

 

意味づけをしていることに気づいて、意味づけしているなと感じるだけで楽になります。

私はこの脳の使い方に助けられました。

 

ご興味おありの方は「ライフスキル脳」、ぜひググってみてください。

 

あなたが日々の悩みにまどわされることなく自分の役割を果たして人生を送れたら最高だと思いませんか?

「ライフスキル脳」は、その助けになると思います。

 

平癒堂鍼灸は、鍼で心のマネージメントのお手伝いをしています。

トリガーポイントアプローチと自律神経矯正鍼(じりつしんけいきょうせいしん)であなたの人生を楽しくする

ハイブリッド鍼灸師 平谷 透は、新大阪に施術所を構えています。

平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com