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チンコがギンギン!に騙されるな!~サプリメントで勃起できない理由~

あなたは勃起のためにサプリメントを摂ったことがありますか?

そして、そのサプリメントをどうやって購入しましたか?

検索すれば、比較サイトランキングサイトが出てきます。

「チンコがギンギン!!」を連想させるフレーズがあって、ランキングとサプリメントの基本情報、公式HPやレビューへのリンク。

リンク先には、サプリの成分とそのエビデンス、貴重な材料をたっぷり使用しているにもかかわらずコストパフォーマンスが高い、その上簡単に注文できて、いつでも解約できて、初回限定の特典もあって…

「月々この金額なら何とかなりそうだな。まあ、勃起に効かなくても健康にはいいだろう…」

そんな感じでポチっとされた方は多いと思います。

そのサプリメント、どれだけの期間摂取し続けていますか?

そのサプリメントにいくら使いましたか?

今、満足を伴う状態になっていますか?

たぶん、サプリメントで勃起の問題が解決しているなら、このコラムを読むことにはなっていないと思います。

今回は、なぜ、サプリメントを飲んでも勃起の状態がよくならないのか?どうすれば勃起の状態がよくなるのか?ギンギンになれるのか?についてお話しします。

1.どうしてサプリメントを飲んでも勃起の状態がよくならないのか?

サプリメントを飲んでも勃起の状態がよくならない理由はただ一つです。

そのサプリメントに含まれる栄養素の不足が原因で、あなたの勃起が弱くなっている、勃起しにくくなっているのではないということです。

あなたの勃起が弱い・あなたが勃起しにくくなったのは、そのサプリメントに含まれる栄養素の不足のせいではないという意味です。

よく考えてみてください。

サプリメントを摂らなくても勃起に何の問題もない人、一般的な健康サプリの摂取程度で全然勃起に問題がない人、一般的な食事だけで十分満足できる勃起ができる人がいるのはどうしてなのでしょうか?

そうです。

特別な栄養素を大量に摂取しなくても勃起できる可能性はかなり高いと言えます。

勃起サプリメントの批判をしているわけではありません。

サプリメントを摂取しても勃起の状態が変わらない場合、勃起が弱いのは、そのサプリメントに含まれる成分不足が原因ではないというだけのことです。

サプリメントを飲んで問題が解決した、調子がいいという方は、そのサプリメントを続けていただいたらいいと思います。

2.勃起するのは当たり前のことではない

サプリメントを摂取しようと思う理由は、飲むだけでいいという手軽さもあるでしょうが、その根底にあるのは、

「勃起するのは当たり前のことだから、今はたまたま調子が悪くて勃起しにくいだけで、何か少し変われば、また勃起できるに違いない。」

という考えじゃないでしょうか?

「勃起するのは当たり前のこと」そう考えている方は非常に多いと思います。

「たぶん、また勃起できるようになるだろうから、とりあえず、今は何かよさそうなサプリメントでも飲んで…」そう思っているかもしれません。

でも、よく考えてみてください。

「当たり前であるはずの勃起が、今、自分の望む状態ではない」ということが、「今、自分が当たり前の状態ではない=非常にヤバい状態である」ということに気付いてください。

本来、当たり前に起こるはずの勃起が、今、当たり前に起こらないのは、自分が今、非常にヤバい状態であるということです。

実は、勃起するのは当たり前のことではないのです。

3.健康でありさえすれば勃起できるという幻想

ここで質問です。

あなたは、何か持病がありますか?

最近、全然元気がなくて何もできない状態ですか?

毎日飲んでいる薬があって、それがなければ日常生活が送れないという状態ですか?

勃起のことで悩んでいる方のほとんどがそうではないと思います。

要は、「勃起する・しないは、健康かどうかの問題ではない」ということです。

「健康でありさえすれば勃起できる」という幻想が存在します。

それが本当なら、10代や20代のED(勃起不全)は、ほとんどありえないことになりますが実際には存在します。

例を挙げます。

今、平癒堂鍼灸に通院されている方の最年少は21歳です。3人です。

持病もありませんし、病院にも通っていませんし、毎日処方された薬を飲んでいるわけでもありません。見た目、健康そのものですし、ご本人も健康であるという自覚があります。

でも、勃起の状態が原因で望むセックスができないという悩みを抱えています。

4. 勃起できないのは脳の認知の問題

器質性のED(勃起不全)を除いて、全てのEDにおいて起こっているのは「脳の認知」の問題です。

「器質性のEDを除く全てのEDにおいて脳の認知の問題が生じている」というのが平癒堂鍼灸の結論です。

説明します。

5.アロスタシスという脳・自律神経系の機能

勃起も射精も、最終的には自律神経の反射を介した生理現象ですが、満足を伴ったセックスのための質の高い勃起と射精は、自律神経のみの働きではなく、アロスタシスという脳と自律神経系が連携して働く機能が必要になります。

アロスタシスとは、脳が、五感情報と純粋な情報を元に、今自分がどういう状況にいるか認知し、その上で、もうすぐ自分が何をするということを予測して、自律神経と連携して、あらかじめ、もうすぐ必要になる生理現象を起こす機能です。

ちなみに、よく知られるホメオスタシス(恒常性の維持)は、体内環境を一定に保って生命活動をスムーズに進める自律神経の機能です。

ホメオスタシスは、状況の変化に対して対応するフィードバック反応です。

一方、アロスタシスは、脳の認知と予測に基づいて、この先もうすぐ必要となる生理現象を前もって準備しておくフィードフォワード反応です。

「もうすぐ挿入する」と脳が予測するから、勃起という生理現象が挿入前に起こり、

膣の奥までペニスが届いているから、次は射精する段階だと脳が予測するから射精のための準備である射出という生理現象(尿道後部と呼ばれるペニスの根元の部分に精液が送り込まれる)が起こるのです。

思い出してみてください。

運動会のとき、徒競走などの順番を待って列に並んでいるときです。

自分の順番が近づいてくると体はどういう感じになりましたか?

ドキドキしてきますよね。

ドキドキするって心臓の鼓動が強く速くなっているってことです。

それって、運動しているときの生理状態ですよね。

でも、今はまだ運動していない、走っていません。

順番を待っているだけです。

どうして待っているだけなのにドキドキしてくるのでしょう?

それは、脳がもうすぐ走ると分かっているので(認知しているので)、自律神経と連携して、いつ走り始めても大丈夫なように準備してくれているのです。

「よーい、ドン!」で、いきなり循環器系や運動器系が走るのに適した状態にはなれません。

だから、前もって準備してくれているというわけです。

この前もって必要になる生理状態を準備する脳・自律神経系の機能がアロスタシスです。

アロスタシスが機能するには脳の予測が必要で、脳の予測は脳が今どういう状況であるという脳の認知に基づいています。

勃起と射精も、この脳の認知と予測に基づくアロスタシスが機能した結果の生理現象なのです。

6. 勃起は脳の認知と予測に基づくアロスタシスが機能した結果の生理現象

ご存じのように、勃起も射精も急には起こりません。

だから、前もって準備が必要になってきます。

脳が、「あ、もうすぐ交尾(セックス)が始まるな」と思えば、その準備として勃起が始まります。

だから勃起は、「今どういう状況であるか?」という脳の認知の問題なのです。

脳は、どうやって、もうすぐ交尾(セックス)が始まると予測できるのでしょうか?

いろいろありますし、セックスのスタイルもいろいろなので一概には言えませんが、かなり確実なのは、「他人と一定時間以上裸で触れ合っている状況」だと私は考えています。

裸で一定時間以上いることがセックス以外であっても、例えばお風呂なら他人と直接肌が触れ合うことはほぼありません。

だから、脳は「他人と一定時間以上裸で触れ合っている」と「あ、もうすぐセックスが始まるな」と予測できるわけです。

10代20代前半のセックス経験があまりない段階においては、この「あ、もうすぐセックスが始まるな」のパターンが少ないので、脳がもうすぐセックスが始まるということを予測できません。

アロスタシスが機能しないので、勃起が必要にも係わらず勃起という生理現象が起こらないのです。

逆に、イチャイチャしている時間が長いと勃起が起こりやすくなるとも言えます。

イチャイチャしている時間が短いと思われる方は、イチャイチャの時間を長くしてみてください。脳がセックスすると予測してアロスタシスが働いて勃起するかもしれません。

7. 性的興奮は脳の認知と脳の学習の問題

実は、勃起の前に起こっている「性的興奮」も脳の認知と予測に基づいたアロスタシスのおかげなのです。

ここで言う性的興奮は、生理現象としての性的興奮です。

「ハアハア」なる感じです。

呼吸が荒く心臓もバクバクしている状態です。

30代後半になってくると、そもそも、この性的興奮が起こりにくくて困っている方が多いのではないでしょうか?

生理現象としての性的興奮である「ハアハア」も、運動会のときの「ドキドキ」と同じです。

脳が今どういう状況にいるか認知し、もうすぐセックス=運動が始まるのを予測して、いつセックス=運動が始まってもいいように「ハアハア」するわけです。

つまり、性的興奮が起こらないのは、脳がもうすぐセックスが始まると予測できていないということになります。

もうすぐ運動して、その時「気持ちいいことが起こる」ことを脳が予測できていないということです。

この「気持ちいいことが起こる」が重要です。

セックスしても、それが十分に気持ちいい体験でなければ、脳はセックスしても得することがないと学習します(脳の学習オペラント)。

気持ちよくないセックスを繰り返してしまうと、脳はセックスすることにメリットを認めなくなり、同様に、セックスの準備である性的興奮にもメリットがないと判断してしまいます。

結果、性的興奮が起こりにくくなります。

性的興奮は、アロスタシスに加えて「脳の学習」の問題も加わってきます。

8.脳の認知を変えて性的興奮も上げる勃起脳トレ

もうすぐセックスして、その時「気持ちいいことが起こる」ことを脳が予測できることが「性的興奮」には必要です。

セックスをすれば気持ちいい、セックスが始まる前も気持ちいいと脳に学習させることが必要です。

セックスが始まる前(挿入前)に気持ちいいことを繰り返し体験すると、「今はセックスが始まる前だ」と脳が認知できるようになります。

そうなれば、セックスが始まることは容易に予測できるのでアロスタシスが働いて勃起もできるようになります。

その為に必要なのが平癒堂鍼灸の「勃起脳トレ」です。

平癒堂鍼灸では、「快感を得やすくするトレーニング」として「勃起脳トレ」を指導しています。

「脳の使い方を変えて快感を得やすくする」ということをしています。

快感を得やすくすることで、セックスの前も気持ちいいことを脳が学習すれば脳の認知も変わります。

脳の認知と予測に基づくアロスタシスが機能して性的興奮も勃起も起こるようになります。

並行して、その脳の使い方に素直に反応できる「勃起しやすい体作り」を、鍼とセルフトレーニングによって実現させています。

脳の認知を変えて性的興奮を取り戻す「勃起脳トレ」と「勃起しやすい体作り」に興味があるという方は平癒堂鍼灸にご相談ください。

サプリメントに関してはこういう記事↓も書いています。

#勃起サプリ #勃起脳トレ #性的興奮

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平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail :shinq.th@gmail.com