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勃起はコントロール不可!?勃起をとり戻すには収穫するという感覚が必要

学校の仕事のときは、歩き・スケボー・電車で通勤しています。

こんにちは、ハイブリッド鍼灸師の平谷です。

 

ペニスは内臓で、勃起は自律神経の働き

勃起って実はコントロールできないんです。

 

「いや、そんなはずはない。」

 

と思われましたか?

問題なくオナニーできる方は特にそう思われると思います。

 

ペニスは体の外にありますが内臓です。

内臓であるペニスの機能は全て自律神経がコントロールしています。

勃起はペニスの血管が拡がって血液がペニスに流れ込むことで起こります。

このペニスの血管が拡がるのは自律神経の働き(自律神経反射)です。

血管を拡げたり狭めたりするのは自分の意思ではコントロールできません。

だから、勃起はそもそも自分の意思でコントロールできないものなんです。

(自律神経についてはコチラもご参考に)

 

オナニーでコントロールできているのは手の動きだけ

オナニーで勃起できて射精するからといって、それが勃起をコントロールできているわけではありません。

コントロールできているのは、オナニーのときの手の動きだけです。

 

自分の意思でコントロールできる随意筋とコントロールできない不随意筋

筋肉の分類に、随意筋と不随意筋という分類があります。

自分の意思でコントロールできる(力を入れることができる)筋肉が随意筋で、

コントロールできない(自分で力を入れられない)筋肉が不随意筋です。

 

手足に付く体を動かせる筋肉は随意筋ですから自分の意思でコントロールできますが、内臓を構成している筋肉は不随意筋なので自分の意思でコントロールできません。

内臓の筋肉は自律神経がコントロールしています。

 

不随意筋をコントロールしているのは自律神経

心臓は筋肉の塊ですが、随意筋ではないので自分の意思で心臓の収縮する回数や、心臓が一回に押し出す血液の量(心拍出量)をコントロールできません。

消化管も筋肉でできていますが、随意筋ではなく不随意筋なので自分の意思でコントロールできません。

食事のときに、あごを動かせて噛んで咀嚼して飲み込むまではコントロールできる随意筋ですが、胃から先の消化管は不随意筋なのでコントロールできません。

お腹がグルグル鳴るからといって腸の動きは自分で止められませんよね。

腸は筋肉でできた管ですが不随意筋なので自分の意思でコントロールできません。

消化管の筋肉は不随意筋ですから、その動きは自律神経がコントロールします。

 

ペニスについている筋肉は勃起させる筋肉ではない

ペニスの根元には筋肉が付いています。

球海綿体筋と坐骨海綿体筋です。

随意筋なので自分で力を入れることができます。

コントロールできます。(この筋肉のトレーニングはコチラをご参考に)

だから、ペニスの根元を固定することは自分の意思で出来ます。

でも、勃起していないときにペニスの筋肉に力を入れても勃起するわけではありません。

 

ペニスは内臓で自律神経の働きで勃起する

 

ペニスの根元を固定するにも、まずペニスがある程度硬くなっている必要があります。

ペニスがある程度硬くなるには、ペニスの血管が拡がらなくてはなりません。

ペニスの血管を拡げるのは自分でコントロールできません。

不可能です。

それはペニスが内臓でペニスの血管を拡げるのは自律神経の働きだからです。

 

自律神経の働きはコントロールできない

オナニーできると、勃起をコントロールできているように勘違いしてしまいます。

実はペニスは内臓で勃起は自律神経の働きなのでコントロールできません。

コントロールできるのは手の動きだけであって、手の動きで、「勃起という自律神経反射が起こる刺激を与える」という部分だけがコントロールできる部分なのです。

手の動きはコントロールできますが、勃起そのものをコントロールしているわけではないのです。

 

勃起そのものはコントロールできない

いかがでしょうか?

勃起そのものはコントロールできるものではなく、

「勃起という自律神経反射が起こる刺激を与える」手(体)の動きという部分だけがコントロールできるということがご理解いただけたでしょうか?

「勃起は自分でコントロールできるもの」と思っているから、思うように勃起しなかったときに「コントロールできなかった」という敗北感・無能感に襲われるのです。

 

勃起は収穫するという感覚が必要

勃起は条件がそろえば始まります。

ある意味、植物と同じです。

(ちなみに自律神経系は植物神経系と言われることがあります。)

土地を耕し、種をまき、水をやり、世話をすることで「勃起」という実が収穫できるのです。

「勃起」には勃起に必要な条件を揃えるという地道な努力が必要です。

コントロールできなくても当たり前です。

すぐに勃起できるようにならなくてもあなたは悪くありません。

じっくり腰をすえて自分の体と向き合ってください。

続けることが改善への最善の道です。

 

 

 

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平癒堂鍼灸(へいゆどうしんきゅう) 平谷 透 E-Mail : shinq.th@gmail.com